猫の飼い主がしがちな『間違ったお手入れ』4つ

猫の飼い主がしがちな『間違ったお手入れ』4つ

猫のお手入れはとても大切です。でも、間違ったお手入れをしていると、猫の機嫌を損ねてしまったり、猫の体調不良につながることも。飼い主がついやってしまう間違ったお手入れとは、どんなものでしょうか?

1.長時間ブラッシングをする

床に寝転んでブラッシングしてもらう猫

ブラッシングが好きな猫は多いですね。ブラッシングしてもらうと、気持ち良さそうに目を細めています。猫は自分でグルーミングをしますが、抜け毛が多いと飲み込んだ毛によって毛球症になってしまうことも。特に長毛種の猫や換毛期はそのリスクが高くなります。そのため、飼い主がケアしてあげる必要があるのです。

でも、ブラッシングは短時間で済ませないと、猫のストレスになります。嫌がっているのにブラッシングを続けてはいけません。ブラッシングは短時間で済ませましょう。1回のブラッシングで抜け毛が取り除けないときは、数回に分けて行うのがおすすめです。

2.アルコールで体を拭く

膝の上で顔を拭いてもらう猫

アルコール成分が配合されたウェットティッシュなどは、猫の体もきれいになる気がしますが、絶対に使ってはいけません。アルコール分が含まれたものは炎症を起こしたり、拭いた部分を舐めることでアルコール中毒になる危険性があります。

猫の体を拭きたいときは、ペットが舐めても安心なペット用の体拭き等を使用して下さいね。また、猫が舐める可能性のあるおもちゃや食器にもアルコールを使用しないようにしましょう。

3.お尻を拭き過ぎる

廊下を歩く猫の後ろ姿

トイレの後など、猫のお尻まわりの汚れが気になるかも知れません。でもゴシゴシと拭き過ぎるのはタブーです。肛門の周辺は粘膜が柔らかくとても敏感で、人間が拭くことで傷がついてしまうことがあります。

猫は、肛門まわりも自分で舐めてきれいにしているので特に拭いてあげる必要はありません。お腹を下したり、長毛種で汚れがつきやすい場合などは、ぬるま湯で温めたガーゼか、ペット用のお尻拭きでそっと拭いてあげて下さいね。

4.耳の中をこする

猫の耳を拭く女性の手

耳の中の汚れもちょっと気になるところ。ただし、耳垢がなければ猫は特に耳掃除をする必要はありません。綿棒やタオルで耳の中をこすると、傷をつけたり炎症を起こす危険性があります。

猫の耳の汚れが気になるときは、オリーブオイルか猫用イヤークリーナーを浸したガーゼやコットンで優しく拭きましょう。決してゴシゴシとこすったり、耳の奥の方まで拭いてはいけません。

黒い汚れが大量についていたり、耳をしきりに痒がるときは病気が疑われるので、獣医さんに診てもらって下さいね。

まとめ

自分の前足を舐める猫

きれい好きな猫は、自分で体を舐めることによって清潔を保っています。それでも、汚れが気になったり抜け毛が多いなどで、飼い主がケアしてあげることも必要です。お手入れをすることで、スキンシップにもなりますね。猫のお手入れをするときは、正しい方法で行い、猫が気持ち良く過ごせるようにしてあげましょう。

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