1.猫の好みを優先
好みは猫それぞれに違います。一般的には、猫のご飯は静かな場所に置いてあげましょうと言われていますが、賑やかな人の出入りの多い場所で食べたい猫もいます。逆に構われないで食べたい猫もいるでしょう。
猫の性格や行動パターンから猫の好みを探ってあげましょう。
人がいるそばで食べたそうにしているならばリビングルームに用意してあげると良いでしょう。落ち着いて静かに食べる方が好みならば、人の出入りの少ない部屋にご飯を食べる場所を作ってあげてくださいね。
2.ホコリなどゴミの入りにくいところ
せっかく美味しいご飯を食べようとしても、ホコリやゴミが入ってしまうとがっかりですよね?
猫用の食器スタンドや丁度良い高さの台を利用して少し床から離れた高い場所で食べさせると良いと言われています。猫は立ってご飯を食べることになります。その方がわざわざ座る必要がないために関節などに余計な負担をかけることなく、自然な体勢でご飯を食べられるために消化にも良いと言われています。それに加え、床にあるホコリやゴミが舞ってご飯の中に入ってしまうのも防ぐことができるのではないでしょうか。
専用のスタンドではなく高さが丁度良いものに食器を載せて使う場合、猫が食べている最中に食器が動いてしまうことのないように、食器をきちんと固定してあげましょう。
3.直射日光が当たらないところ
猫は日光浴が大好きですが、食べる時は直射日光が当たらない方が良いでしょう。暑かったりまぶしかったりするかもしれません。
猫の食べる場所に陽が当たる時はカーテンを閉めたり食器を少しずらしてみましょう。猫を見ていると眩しそうにしているかもしれませんよ。
食べ物に直射日光が当たるのもよくありませんが、そもそも猫に与えたご飯を長時間置きっぱなしにするのが良くありません。直射日光が当たって食べ物が痛むのが心配になるほど長時間、ご飯を置いたままにするのはやめましょう。一度に食べる量はほんの少しずつで、何回もご飯を食べにくる猫もいます。そのような猫のためにどうしてもご飯を置きっぱなしにする必要がある場合には、傷みにくいドライフードのみを直射日光が当たらない場所に置くと良いでしょう。
次に、ご飯を置くのにNGな場所をご紹介します。
トイレに近い場所はNG!
トイレの近くに食器や飲み水を置くのはいけません。
猫はトイレをすると砂をかきますよね。足や手でかいた猫砂が食器の中に入ってしまうと大変に不衛生です。特に固まるタイプの猫砂は濡れるとゼリー状になり膨張しベタベタしてしまいます。
また、おしっこやうんちがすぐ近くにあることで、その場所は清潔ではないと感じ、きれい好きな猫は耐えられないでしょう。
人間の食べ物のある場所は避けた方が良いかも
人間の食べ物には猫にとって魅力的なものもたくさんあります。
特に、人間の食べる魚介類や肉類は多くの場合猫も好みます。人間の食べ物は香りが強いものが多く、猫はその香りにそそられるでしょう。その結果、ドライフードやウエットフードを食べていても、猫は自分のご飯を食べるのをやめてしまうかもしれません。猫にとっては味よりも、香りが食べたいものかどうかを判断するには重要だからです。
猫がご飯を食べる時には、人間の食べ物を魅力的に感じてしまうような場所や時間帯は避けた方が良いかもしれません。
まとめ
猫にとって最適な『ご飯を食べる場所』3選!選んではいけない場所とは?についてお伝えいたしました。
猫にとっても食べる時間を楽しみでしょう。そんな楽しい時間を気持ちよく過ごせるよう、猫の気持ちを最優先に食べる場所を決めてあげてくださいね。
猫のご飯やお水をトイレの近くに置いてはいけないのはこの記事にも書かれている通りですが、ご飯を置く場所とお水を置く場所についてもちょっと注意した方が良いことがあります。ご飯を置く場所についての注意というよりはお水を置く場所についての注意なのですが、お水はご飯とは一緒、またはすぐ近くに置かない方が、猫がお水を飲む量が増えることが分かっています。ご飯とお水は約90cm~150cm離した方が良いと言われています。ご飯とお水は全く別の場所に置くものと考えて、できるだけ猫ちゃんにお水をたくさん飲んでもらうようにしましょう。
なぜお水とご飯をそんなに離した方が猫は水をよく飲んでくれるのかについては、色々な理由が推測されています。食べ物の近くにある水は汚れやすいことを猫は本能的に知っているからとか、捕食者に狙われにくくするために食べる場所と水を飲む場所、排泄をする場所を完全に分けているから、などと言われています。