1.体内時計がある
猫に対しての研究が詳しくなされていないため、推測の域を出ませんが、猫には体内時計があるとされています。一緒に暮らす飼い主さんなら、実感があるでしょう。そのため、時間の感覚があると考えられます。
ご飯の時間になると飼い主さんを起こしたり食事場所に待機したり、かなり正確です。以前筆者がある公園を通りかかった際、そこに住む野良猫が見事にピシッとした姿勢でじっと座っているのを目撃しました。あまりに微動だにしないのでどうしたのだろう?と不思議に思っていると、その野良猫の視線の先には、餌やりさんの姿が…。
飼い猫だろうと野良猫だろうと、しっかりと体内時計は備わっているようです。
2.秒単位で認識
猫はなんと秒単位で時間を認識できる、とも。少し古いですが、1976年に行われたある実験では、5秒と20秒の違いをわかっていたそうです。さらに訓練を重ねると、5秒と8秒、なんとたった3秒の差でさえ認識できるようになったのだとか。
かなり細かな違いまでわかるようになるのです。そんな能力があるのなら、毎朝飼い主さんを同じ時間に起こすことなど、お手の物なのかもしれません。
3.飼い主さんの行動を把握
不思議なことに、猫は飼い主さんの行動をしっかりと把握しているのだそう。会社勤めの飼い主さんの場合、曜日までわかっているでしょう。これについてのメカニズムなどは解明されていませんが実際、平日は朝起こしにくるのに、休みの日は起こしにこないという飼い主さんがいます。
また帰宅時間も把握しています。飼い主さんが帰ってくる時間になると玄関で待機している猫がいるのだとか。疲れて帰宅したときに愛猫がお出迎えしてくれたらこんな嬉しいことはありませんね!
4.人の1日は猫の3日?
猫は人よりはるかに早く歳をとっていくことから、人の1日は猫の3日に当たるともいわれています。飼い主さんがまる1日留守にしていたら、猫は3日間たった1匹で待っている感覚になるのですね。
ということは1日3食食べている猫は、人の感覚でいうと1日1食の計算になります。なんて小食なのでしょう。
それはさておき、この説に科学的な根拠は全くありません。ただ、もしかしたら猫の時間は人よりも早くすぎていると考えておくと、愛猫に寂しい思いをさせることが減りそうです。ますます帰宅が早くなったりして。
まとめ
今日のねこちゃんより:まる♂ / 3歳 / アメリカンショートヘア / 4.8kg
どうやら猫に時間の感覚があるのは、間違いないようです。そうでなければ野生下での狩りもできないでしょう。飼い猫は獲物を狩る代わりに「飼い主さんを起こしてご飯の催促をする」という行動になるわけですが。
朝早く起こされるのは辛いですが、この猫目覚まし時計、意外と重宝している飼い主さんは多いようです。