1.他の猫を攻撃する
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猫の嫉妬は、飼い主を取られたと感じることから起こるものが多いです。子猫の頃から飼われていて、飼い主が大好きな甘えん坊は他の猫に対して嫉妬することがあります。嫉妬の対象となっている猫にケンカをしかけることも。
多頭飼いの場合は注意が必要です。特に、新しい猫を迎え入れたばかりの頃は、先住猫に気を遣ってあげる必要があります。新しく来た知らない猫に、飼い主を取られたと感じてしまうからです。猫だけでなく犬や他の動物も、嫉妬の対象になります。
2.飼い主の邪魔をする
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新聞や雑誌を開いたらその上に乗ってきたり、スマホを見ていたら割り込んできたり、パソコンの作業を邪魔したり…飼い主の邪魔をするのは、嫉妬からくる行動のことがあります。嫉妬の対象は猫だけでなく、物であることもあるんです。構って欲しくて「こっちを見て」「遊んで」と、アピールしています。
鳴いてアピールすることもありますよ。嫉妬の対象は人間になることも。結婚や出産で新しく家族が増えた場合、猫がその相手に嫉妬してしまうことがあります。その場合は、それまで以上に猫に優しくしてあげて下さいね。念のため、猫の爪は切っておき、嫉妬の対象者には慣れるまで近づけないようにすることが得策です。
3.離れたところから見つめてくる
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ちょっと控えめな性格の猫なら、少し離れた場所からじーっと飼い主を見つめるだけのこともあります。でも、実は嫉妬心でいっぱい。気づいて欲しい、構って欲しいと思っているのです。飼い主が他の猫やペットをかわいがっていたり、何かに夢中になっていて、ふと猫の視線に気づいたら、十分に構ってあげることが大切です。
4.家から出て行ってしまう

これは最も困ってしまう行動ですが、家出をすることがあるんです。嫉妬が強すぎて、諦めてしまったという心境でしょうか。ここに居ても仕方ない、構ってもらえないと思い込んで、逃げ出してしまうんです。
猫を外に出さないようにすることは大事ですが、猫の嫉妬心をケアしてあげることが大切です。飼い主とふたりだけの部屋で、思い切り甘えさせてあげて下さい。猫のことを一番だと伝えて、安心してもらうと猫も落ち着いてきます。
まとめ

嫉妬が強く、粗相やイタズラなどの問題行動を起こすこともあります。そればかりでなく、ストレスから体調を崩してしまうことも。嫉妬している猫は、飼い主の愛情を求めています。飼い主を取られてしまうのではないかと、とても不安なのです。猫の嫉妬が見られたら、十分スキンシップしてあげたり、遊んであげて下さいね。猫はそれほど飼い主のことが大好きなんです。