猫の『体臭』が少ない3つの理由

猫の『体臭』が少ない3つの理由

犬を飼っていた当時は考えもしませんでしたが、猫を飼うようになって犬の体臭の強さに驚いたことがありました。姿は犬と似ているのに、猫はそれほどきつくない。どうして猫の体臭がそんなに少ないのか不思議に思い、その理由を探ってみました。

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1.汗腺がほとんどない

シャワーをかけられる猫

動物のにおいの正体は主に「汗」によるものなのだとか。汗を出すのが「汗腺」ですが、猫には肉球やアゴ・お尻周りなど、きわめて狭い範囲にしか汗腺がありません。

つまりほとんど汗をかかないから、お風呂に入らなくても猫はあまりにおわない、というわけです。

しかし汗なら犬もかかないと思いませんか?汗をかかないのにどうしてここまで差が出るのでしょう。

実は汗には種類が2つある

汗を出す汗腺には、身体を冷やすために水(汗)を出す「エクリン腺」と、フェロモンなど情報伝達に使われると考えられるタンパク質や油脂を出す「アポクリン腺」の2種類あります。

このうちエクリン腺は、猫も犬も局所的にしか持っていません。

しかしアポクリン腺は違います。

アポクリン腺の出す汗がにおいの決め手

グレーのハチワレとコールデンレトリバー

アポクリン腺の出す汗は人でいう「わきが」の原因物質で、酸化すると強いにおいを発します。

これが犬の場合は全身に散らばっているのに対し、猫にはほとんどありません。このため猫の体臭は、犬と比べて極端に少なく感じるのです。

2.綺麗好き

こちらを見つめながら毛づくろいするサバトラ

グルーミングは「毛づくろい」と訳されますが、猫に関しては「におい消し」でもいいかもしれません。

食事をしたあとトイレを使ったあと、身体からそのにおいを消し去ることは、待ち伏せ型プレデター(捕食者)の基本の「き」です。

また体臭の主な原因である汗も、出てすぐならにおいません。肉球などを常に舐めて綺麗にしておけば、酸化して変なにおいになる暇がないというわけです。

3.日向ぼっこ好き

お昼寝中の茶トラ猫

お布団を外に干す天日干し。日光には紫外線が含まれるので、天日干しにはにおいのもととなる雑菌やカビを退治する効果があります。

また、熱で湿気が飛んでいくので雑菌やカビが繁殖しにくい環境も作ってくれます。

猫の被毛も同じこと。日光浴をすれば雑菌などの繁殖が抑えられ、自然と体臭低下が望めるのです。

まとめ

猫のにおいをかぐ女性

猫の体臭が少ない直接的な原因は、汗腺がなかったり頻繁に手入れをしていたりするからです。

しかしもとをたどれば敵に見つからないため、猫が単独で行動する待ち伏せ型のハンターだからということでしょう。

しかしそのおかげで現代の飼い主さんたちは猫のにおいをかぐのが大好きです。

犬の犬くさいにおいも悪くはないのですが、「お日様」とも「ポップコーン」とも「ミルク」とも表現される猫のにおいは、毛の柔らかい感触と相まって猫にはまる大きな要因ともいえそうですね。

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