猫の『歯周病』に繋がる悪習慣3つ!今からできる正しい予防法とは?

猫の『歯周病』に繋がる悪習慣3つ!今からできる正しい予防法とは?

猫の健康的な歯茎は薄いピンク色です。しかし歯周病になると赤く腫れたり口臭がして痛みから食欲もなくなってきます。なかなか歯ブラシの習慣のない猫の歯を守るにはどうしたら良いのでしょうか。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

歯周病とは何?

歯周病の猫の口の中

猫の病気の中でもかかりやすいのが歯周病です。

猫は年齢を重ねると歯垢や歯石が溜まってきます。歯垢や歯石、細菌が原因となり歯周病を引き起こします。

猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルスに感染していると、免疫力が落ちているので歯周病にもかかりやすくなってしまいます。

1.口の中を確認しない

猫の口の中を確認

口の中を毎日見ないと異変に気付くことはできません。

猫の健康状態を知るには撫でる、抱っこをする、口の中を見る、被毛の匂いを嗅ぐ、肉球に触るなどのスキンシップが大切です。触れることで心地よさを猫から貰うだけではなく、猫の健康状態に敏感にもなれるのです。

2.免疫力を下げるような生活

元気のない猫

健康的な日々を過していないと猫自身の持つ免疫力が下がり、より歯周病にもかかりやすくなります。

猫の成長段階に見合っていないご飯や、体調を悪化させるような食べ物を選んだりストレスのかかるような生活もダメです。

歯磨きの習慣を

歯磨きをする猫

食べた後に1日ほどで歯に付着したかすや雑菌は歯垢になります。歯垢を放っておくと今度は歯石になってしまい歯磨きではとれなくなってしまいます。毎日磨けなくても歯石になる前には歯ブラシをしましょう。

ブラシに抵抗があり使えなくても、口の中に手が入れられるならばガーゼで歯を拭くのも有効です。歯磨き粉を歯に塗るだけでも効果があります。

デンタルケアの入った食べ物や水

水を飲んでいる猫

どうしても歯磨きに抵抗が強い猫には、デンタルケアのできる食べ物や飲み水に入れるタイプを選んでみましょう。毎日の努力が成果を出してくれます。

まとめ

猫の口の中

猫の『歯周病』に繋がる悪習慣3つ!今からできる正しい予防法とは?についてお伝えいたしました。

ご飯は猫にとって大切な時間です。自分の歯で一生食べられると我々一緒に暮らす人間も安心ですよね。

遅くはありません、猫のためにも歯周病の予防策を今から行いましょう。

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