猫が飼い主の上に乗る理由
飼い主が寝ていると時折、愛猫が体の上に乗ってくることはありませんか。
もしかすると「毎日乗ってこられる」という方も多いかもしれません。小柄な猫でも体重が3キロ前後あるので、寝ているときに乗られるとなかなか快眠というわけにはいきません。
しかし、わざわざ飼い主の体を選んで乗るという行為には猫の方にも理由があるのです。
もし乗られてしまったら、飼い主としてはどのような対応方法が望ましいのかをまとめてみました。理由がわからなかった人や、どう対応していいのか分からなかった人はぜひ参考にして下さい。
1.起こしたいから
朝方に乗ってくるということであれば、もしかすると飼い主のことを起こしたい一心で乗っている可能性があります。
これは飼い主を起こすことでご飯がもらえる、ということを覚えた猫に多いです。「お腹がすいてご飯が欲しいから飼い主を起こそう!」という考えで行動に移っている可能性があります。
このような時は、飼い主としては一度でも愛猫の要望に応えないように注意して、「朝起こしても起きないし、ご飯はもらえないんだ」ということを認識してもらう必要があります。
もし一度でもご飯を与えてしまうと、猫は根気強く起こそうと頑張ってしまいますのでご注意を。
また、自動給餌機を購入し、指定の時間にキャットフードが出る設定にしておけば、やがて起こしに来なくなり、自動給餌機の前で待つようになるでしょう。
2.寒いから
冬場に多く見られるということであれば、単純に寒くなって人肌の体温で温まりたいから乗っていることもあり得ます。
猫は寒さには弱いので、暖を取ろうと家のあちこちを探索して最適な場所を探します。その中で飼い主の上が一番安心できて暖かいということが分かれば、その場所に行くことがルーティンになっている可能性があります。
対策としては、猫用の暖かい場所を作ってあげましょう。暖かいベッドでもいいですし、猫用の湯たんぽなども販売していますので、心地よい場所が他にもあることを知ってもらえば、愛猫の興味も他に移るかもしれません。
3.甘えたいから
単純に甘えたくなっていて、飼い主の匂いが安心するために乗っている可能性もあります。
今までしっかりと愛情を注ぎ、信頼関係が築けている証拠でもあるのですが、愛猫にとって一番居心地が良いと判断されたかもしれません。
飼い主としては嬉しい限りですのでそのような場合は背中などを撫でてあげましょう。満足することで他の場所に移ります。
まとめ
猫にとっても理由があり行動をしています。
飼い主側が推測できるように、あらかじめ猫の性質については日々勉強しておきましょう。