1.にらむ
猫が飼い主さんに呆れてしまったとき、なんともいえない表情でにらむ場合があります。ある飼い主さんはテレビに影響を受け、猫の顔の前で手をグーパーしてみました。そうすると前足をあげて肉球を見せてくれる、と伝えられていたからです。
「そんなかわいい反応が見れるなら!」と愛猫に試してみたところ、哀れみを含んだ顔でにらまれたのだそう。それもそのはず。顔の前でグーパーをしてかわいい反応をするのは、子猫だけなのです。
すでに大人となった猫には効かない動作でした。そのため猫は「は?飼い主なにやってるの?」という視線を送ったのでしょう。
2.避ける
猫は自分よりも下だと思っている存在には、近づかないそうです。ですから飼い主さんにほとほと呆れ果てた場合は、避けるような行動を見せるでしょう。
それまでスリスリしてきてくれていたのに一向に近づいてこなくなった場合は、もしかしたら呆れられてしまったのかもしれません。心当たりがないか胸に手を当てて考えてみてください。何か原因があるはずです。
猫の信頼を取り戻すには時間がかかるかもしれません。毅然とした態度で接し、威厳を保っていきましょう。
3.遠目で見る
呆れているときは様子を見るように、遠目から飼い主さんを観察するでしょう。万が一自分に危害が及ばないように、一定の距離を保って安全な場所から「飼い主大丈夫にゃ?」とうかがっているのです。
あまりの呆れ具合に、心配さえしてくれているかもしれません。呆れを通り越して心配までされたら、少し悲しくなります。それこそ飼い主のプライドはどこへやら、です。
愛猫に哀れな心配をされないよう、行動は慎んでいきましょう。
4.高みの見物
危険を感じると猫は、高い場所へ登って身を守ります。飼い主さんに呆れたことで何か危機を察知したのかもしれません。「そばにいたら危ないにゃ!」と思って高いところへ登ったのでしょう。
安全地帯から見下ろして、じっと様子をうかがいます。そのときの猫の冷たい視線たるや。突き刺さるような視線に耐えられる飼い主さんは少ないでしょう。
5.無視
呆れる、といえば無視、と相場が決まっています。猫は自分の興味がないものにはとことんまで反応しません。たとえ目の前にあってもまるで見えていないかのように無視を決め込みます。
猫がそのような反応をしていたら、気がついてあげてください。呆れている、と。無理に意識させようとしても無駄です。
しつこく迫れば迫るほど猫の呆れ具合は高まっていくでしょう。最悪、飼い主さんを嫌うという事態にもなりかねません。十分注意していきましょう!
まとめ
愛猫に呆れられるなんて、こんな悲しいことはありません。何かをするときは様子を確認しつつ、おこなっていきましょう。猫が反応してくれることを願って。