猫が身をまかせる理由
愛猫と一緒に暮らしていると、時折身を任せてくることがあります。
警戒心の強い生き物ですので、野生の猫ではまず見られない行動なのですが、家猫の場合は時折このような姿を見ることがあります。
今回は、猫が身をまかせる時にどのような心理状態なのかを調べてみました。
今まで何気なく愛猫が身を任せてきたらそのままじっと座っている飼い主も、その時の心理状態がわかれば、より一層愛猫との心が通じ合わせることができると思いますので、ぜひ把握しておきましょう。
1.甘えたいから
飼い主を親猫のように思っている家猫は、特に甘えたい時に飼い主に身をまかせることがあります。
また、飼い主が猫に好かれそうなふわふわした素材の服を着ていたりすると特に愛猫は安心感を覚えて、身をくっつけてきます。そのまま寝る子もいるぐらいです。
ふわふわした素材は親猫の体の感触を思い出すことができるので、安心できる飼い主の匂いと重なって最高にゆっくりできる場所となるのです。
無意識にその感覚を知った猫は何を警戒することもなく身を預けてきてくれます。満足したら自分から離れていきますので、なるべく飼い主は時間の許す限りそっとしておいてあげましょう。
2.具合が悪いから
いつもと少し変わった様子で身を預けてきているのであれば、身体の具合が悪い可能性もあります。
猫は自身が体調の悪いときは、なるべく周りに悟られないように行動します。これは野生の名残で、体調の悪いときに狙われてしまってはまずい、と言う本能があるからです。
しかし、子猫の頃からお世話してくれている飼い主に対しては「安心できる相手」と認識しているので、具合が悪い時に一緒に居て欲しいと思ってくれている可能性があります。
じっと安心できる場所で静かにしていることで、体の回復を自力でしようとしているのです。しかし飼い主としては、すぐにかかりつけの動物病院へ連れて行くようにしましょう。
3.大人しい性格だから
警戒心の強い猫というのは基本的なことなのですが、中にはどんなに触られてもあんまり気にしない猫もいます。
そのため、飼い主が抱っこしたり、愛猫の体を伸ばしても、そのままなされるがままに身を預けてくれる性格の猫もいるのです。
筆者の猫がまさしくこんな性格なのですが、知らない人に抱っこされてもケロッとした顔で気にしていませんので、このような猫の場合は特に何も考えていない可能性があります。
まとめ
今日のねこちゃんより:風太♂ / 1歳 / サイベリアン / 4kg
猫が体を預けてくれること自体は飼い主にとって喜ばしいことではあります。
今までの信頼関係が積み重なった結果とも言えるので、安心させるようにしてあげましょう。