1.怖いと感じているから
猫が怖いと感じていたり、怖くてもその場所から逃げられなかったりした場合は、攻撃行動をとるので激怒しているように見えます。
何かに対して敵意を持っているときも攻撃的になります。
日常生活で猫が怖いと感じたり、敵意を持ったりするのは、飼い主さんが外でつけてきたにおい、掃除機や花火など大きな音、苦手な動物、動きが予測できない小さな子どもなどです。
我が家の猫も、家に小さな子どもが遊びに来たときは逃げますが、子どもが近づくとブチギレる寸前という感じで、かなり怖くなります。
怖いことに対して激怒するだけではない場合もあります。
猫が怖がったり驚いたりしたときに、たまたま近くにいた飼い主さんや同居猫などに激怒することがあるんです。
八つ当たりだったり、飼い主さんや同居猫が自分を驚かせたと勘違いしていたりするようです。
2.触られたくないから
猫からなでてほしいと甘えてきたのに、なでていたら急に怒ってしまうなんてことがあります。
「もう満足したからやめて!」「なで方が気に入らない!」「そこはもうなでなくていい!」などの理由があるようです。
また、猫がひとりでいたいときや、眠りたいときなどに構うと怒ってしまうことがあります。
猫が構わないでほしいと思っているときは、しっぽを叩きつけるように振ったり、耳が後ろ向きになったり、イライラしているアピールをします。その仕草が見られたら構うのをやめてあげましょう。
3.縄張りに侵入者がいるから
猫は縄張りをとても大事にしています。
なので、新入りペットを迎える、お客さんが来た、模様替えで自分のにおいがする物がなくなったことなどがきっかけで、自分の縄張りを荒らされたと思い、怒ってしまうことがあります。
4.環境が変わったから
環境の変化に猫はとても敏感です。自分の縄張りの外へ連れていかれることで不安になり激怒してしまうことがあります。
例えば、動物病院へ連れて行くときや引っ越しで機嫌が悪くなってしまう猫がいます。
5.病気や妊娠などが影響しているから
ケガや病気で体調が悪かったり体に痛みがあったりすると、防衛のために攻撃的になることがあります。
その他の病気の影響で前触れもなく激しく怒ったり攻撃になったりすることもあるようです。
また、妊娠や出産で子猫を守るためにイライラしたり怒りやすくなったりする母猫がいます。
激怒している猫の対処法
そっとしておく
猫が「シャー」「うー」と威嚇の鳴き声を出したり、興奮していたりするときはそっとしておきましょう。
触らない、近づかない、目を見つめないようにして、猫の視界に入らないところへ離れた方が猫が落ち着きやすいです。猫が落ち着いてきたら優しく声をかけるなどします。
原因に合わせて対応する
例えば、新入り猫とは対面する時間を少しずつ増やしてゆっくりと慣れさせましょう。
どうしても相性が悪く、顔を合わせるたびにケンカになるときは、スペース分けをして生活することも考えてあげます。猫が苦手、怖いと感じる物は近づけないようにしましょう。
受診が必要な場合もある
ケガや病気が疑われるときは早めに動物病院を受診することが必要です。
原因がわからず突然激怒したり、攻撃的になったりすることが続くときも受診しましょう。
まとめ
可愛い猫が激怒したらびっくりしてしまいますが、理由があって怒っているはずです。
怖くて不安なため、触られたくない気分だから、縄張りや環境に変化があったから、体の調子が悪いからなどの理由があります。
猫が激怒しているときは、飼い主さんが攻撃されてしまう場合があるので、猫が落ち着くまではそっとしておくことが必要です。
そして怒っている理由を理解して対応しましょう。動物病院で治療が必要なケースもあります。