1.ナワバリの確保
猫も犬も、自分のナワバリを必要とします。猫は立体、犬は平面です。猫は高さが必要なのです。
そして猫は単独行動を、犬は仲間と過ごすことを好む傾向があります。特に猫は犬と過ごしたときもあれば、1匹でのんびりしたいときもあるでしょう。
その際に犬からしつこく迫られると、関係が悪化してしまうかもしれません。それぞれのナワバリを確保できるようにしてあげてください。猫の隠れ家も大切です。
2.食事は別々に
猫も犬では、必要な栄養素が異なっています。猫は完全肉食なのに対し、犬は肉食よりの雑食です。必要なカロリーも違います。
近くで食べさせるとお互いのフードを食べあってしまうかもしれません。すると栄養やカロリーバランスが崩れてしまうのです。
また犬は食べ物に関する執着が強いため、もし猫に取られてしまった場合は嫌悪感を抱く可能性もあります。家庭内円満のためにも、食事は別々にとらせるのがよいでしょう。食べる場所を別室にしておけば、安心です。
3.おもちゃやお皿、トイレはそれぞれに
猫も犬の必須アイテムであるおもちゃやお皿、トイレはそれぞれ用意してあげましょう。共同にしていると取り合いになったり、ストレスをためてしまったりします。
それぞれにあればお互い安心して使えるでしょう。ストレスから体調を崩すこともありません。心身の健康のため、必ずそれぞれのグッズを用意してあげましょう。
4.迎えるタイミング
迎え入れるタイミングも重要です。もし初めから両方飼うと決まっていれば、小さなときに迎えてしまいましょう。お世話は少したいへんかもしれませんが、お互いに慣れやすいです。
もし犬が先にいる場合は子猫を迎えるとスムーズです。先住猫の場合は少しずつ時間をかけて慣れさせていきましょう。
どちらの場合も先住が優位であると新入りに教える必要があります。何をするにも先住を優先し、今まで以上の愛情を与えてあげてください。どうしても新入りに手がかかりがちになってしまいますが、ここは注意した方がよいポイントです。
5.スキンシップ
猫も犬では、飼い主さんとのスキンシップのしかたが違います。犬は比較的いつでも構ってほしいのに対し、猫にはタイミングがあるのです。もちろん個体差がありますので、愛猫・愛犬の性格を考慮に入れてください。
犬のような構い方を猫にしていると、猫には重たく感じてしまうことがあります。構っているにも関わらずそっけない態度をとられる場合は、今はそっとしてほしいと伝えているのです。無理に構うことのないように注意してください。
また犬は飼い主さんを主人とみなし主従関係を作りますが、猫は違います。飼い主さんとも平等な関係を作ろうとしますので、そこにも注意しましょう。
まとめ
猫も犬もかわいい家族です。お互いが快適にストレスなく暮らせるように、飼い主さんが環境を整えてあげましょう。そうすれば飼い主さんも楽しく過ごせるはずです。