猫に忘れられてしまう人の特徴
久々に帰省したら、愛猫に忘れられていたという悲しい経験をしたことはありませんか?猫は人を記憶に留めない動物なのでしょうか?
いいえ、そういうわけではありません。猫は記憶力が良いので、人のことを覚えることができます。忘れられてしまう人には、ある共通点があるのです。
ここでは共通点となる、3つの特徴をご紹介いたします。
1.においが変わってしまった
猫は動体視力が優れている反面、通常の視力は0.1程度しかありません。だから、人を外見的な特徴で覚えるのではなく、においや音を手がかりに記憶しています。
実家を離れると環境のにおいも変化します。そして、柔軟剤を変えても服の香りが変わってしまいます。
これらのにおいの変化に混乱し、しばらくの間は「えっ!?誰?知っている気がするけれど…」という反応になるのです。
2.口調が変化した
長いこと地元を離れると、標準語に慣れてしまう人もいるでしょう。方言も音の一種なので、標準語ではピンと来ないのです。
実家に帰ると自然と方言になるかもしれませんが、スイッチが入りにくい人は、少し意識して方言を話してみると良いでしょう。
3.いなくても支障がなかった
猫にとって重要なのは、ご飯が毎日食べられることやトイレが清潔であることです。あなたの代わりにお世話をしてくれる人がいることで、猫は安心して暮らすことができてしまいます。
その安心感から、あまり意識されない人になってしまうのです。完全に忘れ去られてしまったわけではないので安心してください。
においや声を頼りに、思い出してくれるでしょう。数日間一緒にいることで、また仲良くなることができます。
忘れられない人になるには?
大好きな愛猫には、やはり忘れられない人として意識してもらいたいですよね?ここでは忘れられない人、再び思い出しやすい人になるコツをご紹介いたします。
愛猫に対する口調を固定する
猫は人の言語を「音」として捉えています。この特性を生かし、愛猫に対する話し方を固定しておくと良いでしょう。
ちなみに猫は、高くて優しい声を好みます。日頃から愛猫好みの話し方で語りかけてみてください。
ここを意識しておくことで、久々の再会でも思い出しやすくなるでしょう。
帰宅後は実家にある服を着る
実家にある服には、愛猫にとって馴染みのあるにおいがついています。帰省したらまず、実家の服に着替えましょう。
そうすることで、まるで初対面のような顔をされたり、威嚇されて切ない思いをせずに済むでしょう。
生後2~3ヶ月頃にたくさん遊ぶ
猫には社会化期と呼ばれる大切な時期があります。それが生後2~3ヶ月頃までです。この時期に積極的にお世話をして、可愛がってあげることで、忘れられない人になることができます。
1日に数分程度で構わないので、遊びに付き合ってあげましょう。食事やトイレのお世話も積極的にすることで「お母さん」のような存在として意識してくれるようになります。
まとめ
猫が人を忘れてしまう要因は、物理的に思い出しにくい条件が揃ってしまうところにあります。誰が悪いわけではないので、ショックは受けてもめげないでください。
「におい」と「音」を意識して、思い出してもらえるように備えましょう。
猫はマイペースですが、根本は優しい動物です。たとえ忘れられても、また愛情を持って接することで良い関係性が築けるようになることでしょう。