1.イライラしている、ストレスを感じている
猫がしっぽをブンブンと激しく振っていたり、床に叩きつけるようにしっぽを振ったりしているのは、機嫌が悪いときです。
猫を抱っこしている時にしっぽを激しく振った場合、抱き方が気に入らない、抱っこする時間が長い、抱っこに慣れていないため嫌がっていることが考えられます。
また、猫を撫でていてしっぽを激しく振った場合は、撫でる場所が気に入らない、しつこく撫ですぎ、今は撫でられたくないと猫が感じているかもしれません。
猫の表情もよく見てみましょう。いつもと違って怒ったような不機嫌そうな顔をしているはずです。
猫が眠いのに飼い主さんが名前を呼ぶ、猫同士で喧嘩したなどストレスを感じているときや、飼い主さんに撫でてほしいけどそろそろやめてほしいと葛藤しているときも、しっぽをバタバタと振ります。
2.緊張、興奮している
獲物を狙っている時や、ごはんやおもちゃを早くちょうだいと飼い主さんへ訴えている時は、しっぽを下に垂らすか水平の状態にして左右にブンブンと振ります。
獲物を見つけて興奮している気持ちや、飛びかかろうと緊張しているなど、闘争心がしっぽにもあらわれているようです。
何かをアピールしたいと興奮している気持ちのときもしっぽを大きくバタバタと振ります。動物病院が苦手な猫は、診察中に緊張からしっぽを振ることもあるようです。
3.夢を見ている
猫も寝ているときに夢をみていると言われています。ぐっすり寝ている猫を観察していると、しっぽをバタバタと振ったり、耳や足がピクピクと動くときがあるんです。
我が家の猫も寝ながらしっぽをバタバタさせたり、寝言を言っているときがあります。
猫がしっぽをバタバタしている時の注意点
猫がしっぽを激しく振っているときは、イライラしていたり感情が高ぶっていたりしているため、構うのをやめてそっとしておきましょう。
猫が我慢の限界に近づいているのに撫で続けるなどしていれば、攻撃されてしまい、猫が抱っこや触られることが苦手になってしまうかもしれません。
猫が落ち着くまでは、近づいたり話しかけたりせずにそっとしておいてあげましょう。
また、猫が夢を見てしっぽや足を動かしたり、寝言を言ったりしているのは危機管理のシミュレーションをしているのだそうです。心配になってしまいますが、起こさないようにしましょう。
まとめ
猫がしっぽを大きく激しく動かすのは、機嫌が悪いときや、緊張や興奮しているときです。
撫でたり抱っこしたりしていて、猫がしっぽを激しく振ったら我慢の限界がきているサインなので構わないようにしましょう。
興奮している場合は、落ち着くまでそっとしておいてあげます。猫の気持ちがあらわれるしっぽにも注目してみましょう。