1.暑さ、寒さ対策をしていない
閉め切った部屋は状況によっては高温になり、猫が熱中症になってしまう可能性があります。
自宅で猫の体を冷やすなど応急処置をして回復したように見えても、次の日に体調が悪くなってしまうケースもあります。
室温管理など、猫が安全に快適に過ごせるように準備が必要です。風通しを良くして高温、高湿度にならないようにしましょう。
夏の暑さにはエアコンを利用して対策をしましょう。夏であれば28℃くらいの室温が猫にとって過ごしやすいようです。
ただ、エアコンの冷気が苦手な猫もいます。エアコンが効き過ぎて猫が寒いと感じたときに潜れる毛布や、エアコンがついていない部屋に行かれるようにしておくと、猫がより過ごしやすいです。
もしも停電したときのことを考慮し、ひんやりプレートなど猫用のひんやりグッズも用意しておくと安心でしょう。
寒さにも注意が必要です。温かく過ごせるように、冬用の猫ベッドや毛布を用意してあげましょう。
部屋が寒いと猫はトイレに行ったり水を飲んだりすることを我慢してしまうことがあり、それによって脱水や膀胱炎になってしまう場合があります。
室温を調整して、猫が健康的に過ごせるようにしましょう。
2.物の管理がされていない
猫の室内の事故で多いのが誤飲です。「こんな物食べないだろう」と思っていても食べてしまい、中毒を起こしたり、腸閉塞を起こしたりしてしまうことがあるんです。
猫が興味を持ちやすいのはキッチンではないでしょうか。料理をする飼い主さんが気になったり、料理のにおいが気になったりして入りたがることがあります。
しかし、チョコレートやネギ類など猫が口にすると中毒を起こす物があるため、食べ物を出しっぱなしにすることはとても危険です。
人の食べ物以外にも、猫が口にすると危険なものはあります。代表的なものだとサトイモ科やユリ科の植物です。観葉植物や花は猫がいる場所には飾らないようにするのが安心です。
また、紐状のおもちゃでを好んで遊ぶ猫が多いと思います。くわえているうちにザラザラとした猫の舌にひっかかり飲み込んでしまうことがあります。
腸に入った紐状の異物は、腸を引き寄せてしまい壊死などを起こします。
誤飲してすぐに処置をすれば軽症で済むこともありますが、誤飲させないように食べ物は片付ける、おもちゃは出しっぱなしにしない、猫の口に入りそうな物は片付けるなど、管理を徹底しましょう。
我が家の猫も誤飲をしたことがあるので、それからは徹底して物の管理をしたり、床にゴミが落ちていないようにしたり注意しています。
3.タバコやにおいが強い物を猫の近くで使っている
タバコは人だけでなく猫にも有害です。タバコの成分が猫の被毛に付着し毛づくろいでなめ取るなど、猫の体内に入ることでリンパ腫の原因になるとされています。
また、芳香剤、消臭剤、強いにおいの柔軟剤などは猫の近くで使用しないようにしましょう。
猫は人よりも嗅覚が優れているためストレスとなったり、香料やアロマが猫に有害であると言われていたりするからです。
まとめ
猫がいる部屋では、室温の管理、誤飲の予防、タバコや香料などに注意が必要です。場合によっては命の危険につながってしまうこともあります。
猫が健康で安全に暮らせる室内にしてあげましょう。