猫が話しかける理由
野生の猫は本来、仲間同士で鳴き声を使ってコミュニケーションをとることはほとんどありません。
声を出すということは、それだけで野生の世界での生存確率を下げてしまう行為に当たるからです。
しかし人間と触れ合った猫は、鳴き声を使ってコミュニケーションを取ろうとする子が多くなります。
猫はなぜ人間に話しかけようとするのでしょうか。野生の猫ではあり得ないこの現象の理由をまとめてみましたので、ぜひ興味ある方は読んでみてください。
1.要求
猫は人間に話しかけることで、身の回りのお世話をしてくれやすい事を学びます。
空腹の時や遊びたい時、構って欲しい時にやたらと話しかけてくる事が多いです。これは自分の要求が通りやすくするために手段として、人間に話しかけようとしているのです。
そのため普段から身の回りの世話をしてくれる人にだけ話しかけて、それ以外の人には一切話さないなんてこともあります。
猫と一緒に暮らしている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、野生の世界ではあり得ないことですので意外に特殊な現象でもあるのです。汲み取ってあげると、信頼できる飼い主として見てくれます。
2.仲良くなりたいから
猫にも人間と同じように感情があります。そして人に対して好き嫌いもあります。
好きな人に対してはもっと仲良くなりたい、親密になりたいと思う心は猫も同じなのです。よって飼い主に対しては、一緒にいたいからなどの理由で一生懸命に話しかける子もいます。
「好きだよ」という気持ちを表したり「遊んで」「一緒に居よう」という気持ちだったりと、様々な事を伝えようとしてくれます。
言葉を話せない分態度や行動で表してくれますので、長く一緒にいるとそのような気持ちを汲み取る事ができるようになります。
こちらも同じように「一緒にいてくれてありがとう」と感謝の気持ちを日々伝えるようにしましょう。
3.挨拶
猫の世界にも挨拶があります。猫同士ではお互いの匂いを確認するという挨拶です。しかし人間相手ではそれだけではなく、人間のように話しかける事で挨拶をする子もいるのです。
「おはよう」「ごちそうさま」「おやすみ」などと、決まった時間や決まった行動の後に毎回鳴くことで知らせてくれる子もいます。
人が話しかけてくれるのを見て、自分も同じように真似して伝えようとしてくれているのです。なんだかさらに愛猫が可愛く見えてきます。ぜひ挨拶を返しましょう。
まとめ
猫も人の世界と同じように、話しかけるコミュニケーションをとることも多々あります。
飼い主の方もそんな愛猫の仕草をぜひ歓迎してあげてください。愛猫もきっと喜んでくれるはずです。そして日々お互いに話しかけるようにしましょう。