猫にとっての「最悪な飼い主」
猫の視点からみると、実際に「最悪な飼い主」というものが存在します。
それは、飼い主が良かれと思ってやっていることでも、猫の視点から見ると「大きなお世話」のような意味に受け取られているからです。
仲良く一緒に暮らしたいと願っているのにも関わらず、そんな状態ではお互い悲しいですよね。
今回は、猫から見て「最悪な飼い主」の特徴をまとめてみましたので、反面教師として知っていただければと思います。
1.放置する
猫にも感情があります。
孤高に生きる存在としてイメージを持たれていますが、実際には飼い主とのふれあいや愛情を必要とする生き物です。
そのため、飼い主の仕事が忙しいなどの理由で一切構わずに放置してしまうと、猫にも不満が溜まっていきます。
基本的に、愛猫から近寄ってきた場合は甘えたい気分の時が多いです。よって、それをスルーしてしまえば、繊細な性格の子であればストレスにより体調不良になる子もいます。
極力1日5分でも構いませんので、愛猫と向き合う時間を作ると良いでしょう。
2.叩いて叱る
猫は、人間とは違った基準で生活をしています。
そのため、時には人間の生活には適さないことをしてしまい、それをいたずらと認知してがっかりしてしまう飼い主がいます。
その後いたずらを繰り返すことのないように、物の置き場所や家具の位置などを工夫する過程は問題ありません。
しかし、猫を叩くことによって「これはしてはいけないよ」ということを教え込もうとしているのであれば、それは猫には一切通用しません。
猫は、自分がどうして怒られているのかを理解できないからです。
飼い主が叩いて怒ったとしても、「よく分からないけど怖い目にあっている」という認識ですので、その恐怖心を与えてくる飼い主の存在を避けるようになってしまうでしょう。
叩いて良いことは何一つありません。それよりも、猫のいたずらを防げるような環境づくりに注力しましょう。
3.構いすぎる
猫にとっては愛情が必要ではあるのですが、構いすぎも厳禁です。
猫はタイミングというものを大切にしていますので、猫の方から甘えてきたときは構って良いのですが、その一方で、猫には人間とは離れて一人で居たい時もあります。
これは人間にも同じことが言えると思います。どんなに大切な家族や友人でも、やはり生活している上で一人になりたい時はあります。
寝ている時に無理に起こして遊ぼうとするなど、人間に置き換えて嫌がられると思えることはやめておきましょう。
まとめ
猫がどうして嫌がるのかをきちんと理解すれば最悪な飼い主になることはありません。
定期的に猫の習性について学ぶようにしましょう。