1.最期まで飼う覚悟はあるか
猫を迎える前にまず確認したいのが、「最期まで飼う覚悟があるか」です。完全室内飼いの猫の場合、まず10年以上は生きると考えてよいでしょう。寿命が長いと20年以上生きることも。
それだけの長い年月を、何があっても見捨てず一緒に過ごせるのかを必ず確認してください。もしかしたら途中で重病になって治療に手間とお金がかかるかもしれません。猫が問題行動をして嫌気がさすことも考えられます。
それでも最期の時を迎えるまで責任を持って飼えるのか、これはとても重要です。
2.猫グッズは準備されているか
猫を迎えるときはキャットフードや水皿、トイレ、爪とぎなどが必要です。ケージを用意した方が良い場合もあるでしょう。キャリーバッグも必要です。
それらのグッズがきちんと用意されているかを確認しましょう。おもちゃやベッド、キャットタワーなどもあると便利です。
3.部屋の安全
室内で飼う場合でも、安全が確保されているとはいえません。実は家の中で事故に遭う場合も多いのです。
例えばお風呂で溺れてしまったり、誤飲してしまったり。意外と室内にも危険が潜んでいるのです。
そのため、家の中に危険な場所がないかを確認しましょう。お風呂場のドアは閉じておく、猫が誤飲しそうな小さな物は戸棚にしまっておくなど、できることはたくさんあります。安全に過ごせるようにしてあげてください。
4.猫との相性
できれば猫との相性も事前に確認しておきましょう。静かに過ごすのが好きな飼い主さんなのに、ものすごく活発な猫を飼ってしまったら疲れてしまうかもしれません。
また先住猫がいる場合、その猫との相性も大切です。性別や年齢である程度、相性の良い悪いがあります。メス同士とオスメスが比較的仲良くなりやすいとか。
オス同士はナワバリ争いに発展する場合があるので、難しいかもしれません。年齢は低ければ低いほど仲良くなりやすいです。老猫と子猫は老猫のストレスになってしまうケースが多いので、避けた方が良いでしょう。
状況によってはそんなことをいっていられないかもしれませんが、もしどうしても相性が悪ければ隔離して飼うという方法もあります。
5.かかる費用
猫を飼うときにかかる費用も確認しておきましょう。基本的には毎月かかる費用としてはキャットフード代やトイレ砂代などです。頭数にもよりますが月に¥6,000くらいが目安のよう。
ただ猫が医療を受けた場合は人間のように公的保険がありませんので、全て自費になります。通院なら1回1万円以下で済む場合がほとんどです。手術となると数10万円単位で医療費がかかってきますので、いざというときのためにペット保険への加入を考えるとよいかもしれません。
まとめ
今日のねこちゃんより:レム♂ / 1歳 / マンチカン / 2.3kg
猫を迎えるのにはそれ相応の覚悟が必要です。何も考えずに飼い、思っていたのと違かったとなってしまっては取り返しがつきません。飼えないからといって捨てるのは犯罪になってしまいます。
ですから必ず、少なくとも10年、長ければ20年以上責任を持てるのかを考えてください。とはいえ、一緒に暮らしだせばそのかわいさにメロメロになり、手放したくないと思う飼い主さんがほとんどでしょう。猫と共に幸せになることを、お祈りしています!