1.猫に服を着せる

かわいいので猫に服を着せる、あるいは寒そうだからと服を着せていませんか。服を着せてしまうと、グルーミングがうまくできずに、猫はストレスを抱えてしまいます。手術後に傷を保護する為に服を着せたり、高齢猫や病気で体温調節がうまくできない猫などに服を着せることはありますが、その場合も猫があまり嫌がるようなら別の方法にして下さいね。
季節のイベントのコスプレなどで楽しみたいときは、短時間で済ませましょう。服を着ていることで、ボタンを誤飲したり、ケージに引っかかって動けなくなるなど事故が起こらないとも限りません。服を着せるときは、必ず飼い主の目の届くところで着せましょう。どうしても嫌がる猫には、服を無理に着せないで下さいね。
2.おやつをたくさん与える

猫を喜ばせたくておやつをたくさんあげてしまう。猫はおやつが大好きですが、欲しがるたびに与えていては、肥満になってしまいます。肥満になることで、病気のリスクが高まったり、関節に負担がかかるので注意しなければいけません。
おやつは飼い主と猫の大切なコミュニケーションの手段でもあるので、全く与えないのではなく、時間や量を決めてあげたり、お手入れやお留守番をがんばったときのご褒美としてあげるといいですね。
3.しつこく構い過ぎる

飼い主に構って欲しいとき、甘えたいとき、猫は自分から寄ってきます。でも、ひとりでいたいときもあるんです。猫も性格は色々。甘えん坊で抱っこが好きな子もいますが、苦手な子もいます。人間の方はついつい抱きしめたくなりますが、猫が嫌がるときは無理に抱っこしないようにしましょう。
気持ち良さそうに撫でられている猫も、あまりしつこいとイライラしてきます。逆に遊んで欲しいときに放っておかれると、それはそれで機嫌を損ねたり…猫はツンデレなものなのです。
すり寄って来たかと思うと、ふっと離れていったり、飼い主としては戸惑ってしまうこともありますが、猫の様子を伺いつつ、上手に付き合ってあげて下さいね。
4.お手入れのし過ぎ

爪切りや耳掃除、歯磨きなど、体のお手入れが苦手な猫は多いです。無理矢理行うと、猫は意味がわからないので、嫌なことをする人だと嫌われてしまうことに。シャンプーを嫌がる猫も多いので無理にしないようにしましょう。きれいなら特にしなくてもよい場合もあります。
歯ブラシやシャンプーなどは、シートタイプのものなど代用品も販売されているので、それらを使用するのもおすすめ。爪切りや耳掃除がうまくいかないときは、動物病院でやってもらうという方法もあります。
まとめ

猫かわいさにやってしまう飼い主の行為。猫にとっては迷惑なこともありますね。そのせいで嫌われてしまったら…時間をかけて仲直りするしかありません。猫がどうしたいのか、どうして欲しいのかを一番に考えて、猫の気持ちに寄り添ってあげましょう。
猫もそれぞれ個性を持った生き物です。わかり合うのが難しいこともありますが、きっと飼い主の愛情は伝わります。