1.お腹を撫でる
猫がお腹を出してリラックスしていると、つい触りたくなってしまいますよね。しかし、多くの猫が、お腹を触られるのを嫌がります。
猫にとってお腹は、大切な臓器が詰まった急所。敵に攻撃され、ケガを負うと命に関わることもあるのです。
しかし、そんな急所であるお腹を無防備に出しているということは、飼い主さんを信頼し、安心している証拠。
安心してくつろいでいる姿を見ると、思わず触ってしまいたくなりますが、猫は実は「嫌だニャ~」と思っているかもしれません。
シッポをバタバタさせたり、キックをしてきたら嫌がっているサイン。
手を離し、そっとしておいてあげましょうね。
2.シャンプー
猫の祖先は砂漠地帯で暮らしていました。その名残もあり、体が濡れることに慣れていません。そのため、多くの猫がシャンプーやお風呂など、体が濡れるのを嫌がります。
猫は起きている時間の多くを毛繕いに費やすほどの綺麗好き。舌の表面にあるザラザラした突起がブラシ代わりになり、毛並みを綺麗に整えることができるのです。
そのため、室内飼いの猫は、基本的にシャンプーをする必要はありません。
どうしても汚れが気になる場合はシャンプーをする方法もありますが、頻繁に行い過ぎると必要な皮脂を奪い、皮膚トラブルの原因になるため注意が必要です。
人間の感覚でいうと、シャンプーはさっぱりして気持ちが良いですよね。「猫も同じだろう」と思っていても、猫からすると「実は嫌だニャ~」と思っていることでしょう。
まれに、シャンプーやお風呂が好きな猫がいるようですが、嫌がる猫を無理やりシャンプーするのは、猫にストレスを与えることになるのです。
3.写真撮影
スヤスヤと寝ている姿、オモチャで遊んでいる姿…。愛らしい姿を写真に残しておきたいと、夢中でシャッターを切ってしまうことがありますよね。
しかし、猫が何かに集中しているときに邪魔をしてはいけません。
また、フラッシュ撮影は猫の網膜に障害を与える可能性があるため、フラッシュは必ずオフにして撮影をしましょうね。
飼い主さんが、愛する猫の可愛い姿をいつまでも残しておきたいと思うのは当然のことです。しかし、猫は「実は嫌だニャ~」と思っているかもしれません。
猫を撮影するときは、望遠機能などを上手に使い、邪魔をしないように心がけましょうね。
4.やたらと話しかける
猫の仕草や行動を見ていると、癒されたり、思わず笑ってしまったり、幸せな気持ちになりますよね。
可愛さ余って、ついしつこく話しかけてしまったり、名前を何度も呼んでしまうこともあるでしょう。
しかし、猫は気まぐれでマイペースな動物。自分のペースを乱されるのを嫌がります。
静かにゆっくりしたいのに飼い主さんに話しかけられると「実は嫌だニャ~」と思ってしまいます。
猫が自分から寄ってくるまでは、そっとしておいてあげましょうね。
まとめ
いかがでしたか?飼い主さんの日頃の何気ない行動が、猫のストレスの原因になってしまうこともあります。
もちろん上述の内容が全ての猫に当てはまる訳ではありませんが、「猫がストレスを感じているのかも…」と思ったら、自身の行動を振り返ってみてくださいね。