1.飼育費用がかかる
猫を飼うということは「家族が増える」ということで、その分お金がかかります。キャットフード、トイレ用品、ケア用品、ケージ、キャリーバッグ、医療費などが必要です。
猫の平均寿命が15年、生涯飼育費用は約100万円かかると言われています。病気になれば治療費が高額になったり、通院が必要になったりします。
2.猫によって性格はいろいろ
とても人懐っこく飼い主さんにスリスリする猫や、同じ布団で寝たがる猫もいますが、初めて会う人はもちろんですが飼い主さんにすら懐かない猫や、ほとんどよって来ない猫もいます。
猫によってキャットフードの好みがある上にすぐに飽きてしまい、フード選びが大変な猫もいるんです。実際、飼う前に思い描いていた猫との生活とは全く違うこともあるかもしれません。
しかし、猫が何を考えているのか、何をしてほしいのか理解しようとすることが大切です。
3.物を破損汚損することがある
猫と暮らすといろいろな物が壊れたり、汚れたりしてしまいます。
物を落として壊す、爪とぎで家具、壁、カーペットなどがボロボロになる、カーテンに爪をひっかけてよじ登る、障子を破って遊ぶ、勢いよく走って畳が傷つくなど様々です。
壊されそうな物、猫が誤飲しそうな物などは置けなくなるので、インテリアも猫に合わせるようになってしまいます。
我が家の猫達も追いかけっこをして、い草の上敷きがボロボロになってしまいました。猫が楽しそうに遊んでいるのを見ると、それはそれでいいかとあきらめてしまうこともあります。
ですが、爪とぎなどはしつけや工夫で改善できる場合があります。ただ、飼い主さんの気を引きたくてイタズラをしている場合もあるんです。
また、猫は吐くことが珍しくありません。トイレを失敗してしまうこともあり、それによって床などが汚れてしまうこともあるんです。
さらに、猫の毛はかなり抜けます。抜け毛が服、カーペット、カーテンなどあらゆるところについたり、家の中で舞っていたりします。
4.猫中心の生活になる
飼い主さんのスケジュールは猫が中心になります。ごはんの用意、猫トイレの掃除、体のケアなど毎日必ずすることがあります。
さらに、猫は環境が変わることが苦手なので、散歩や旅行は苦手です。ペットホテルに預けられるのを嫌がる猫もいるため、飼い主さんが出かけづらくなるでしょう。
夜は静かに寝たいと思っていても、猫が夜中に走り回ったり鳴いたりすることがあります。早朝に飼い主さんを起こすこともあるため、寝ている途中で起こされたり寝不足になったりすることも多いです。
そして、引っ越し、家族の増減、失業、入院など飼い主さんのライフスタイルに変化があった場合でも、猫の生活を第一に考えなければなりません。
悪いことばかりではありません。猫に会いたくて寄り道が減る、猫のおかげで寝坊しなくなった、規則正しい生活になったなど良いこともあるんです。
5.猫同士の相性がある
先住猫がいて新たに猫を迎えると、猫が寂しくない、猫同士で遊べるのでストレス発散になるなどメリットがあります。
しかし、猫にも相性があり、仲が悪いとケガをするほどのケンカになってしまうことがあるんです。健康管理も1匹のときよりも大変になるなど、デメリットもあります。
6.猫の写真や動画が増える
パソコンやスマホが猫の写真や動画でいっぱいになってしまうでしょう。
飼い主さんだからわかる違いがあり、似たような写真を何枚も撮ってしまうのは猫の飼い主あるあるですよね。
まとめ
猫を迎えるにあたり、お金のこと、猫の性格のこと、物が壊れることなど覚悟しておかなければなりません。
飼い主さんの生活そのものが、猫のためにあるような状態になることもあります。
猫のお世話に疲れたり迷ったりすることもありますが、最期まで面倒を見るという覚悟を大切にしましょう。