1.加齢による老化現象
一番は「加齢」が原因でおこる白髪でしょう。目や口の周り、耳周辺や身体にちらほらと見える部分白髪もあれば、全体にスモークがかかったように白髪が出てくる場合もあるように個体差があります。
特に濃い被毛色の猫は白髪が目立つかもしれません。老いると白髪と共に被毛の流れがバラついたり艶が無くなります。
2.日々の生活習慣
一緒に暮らす人間が不規則な生活をしていたり、猫のライフステージや体調に合わないご飯を食べさせたりしていると栄養不足なり、白髪が出ることもあります。
猫の健康を保つようにすれば、一緒に暮らす人間も同じように元気になれます。生活習慣は一生を左右しますので大変重要です。
3.身体に負担のあるストレス
精神的なストレスも、白髪のできる原因のひとつです。強いストレスがかかると身体の自律神経のバランスが悪くなり、身体全体の不調はもちろん、メラニン色素を作る細胞にかたよりが生じて白髪が増える、といった現象が見られます。
引っ越しや新しい家族が増えるなどの変化は、猫にとって時に大きなストレスになることがあります。適度な刺激は大切ですが、大きな変化がある時は猫の気持ちを第一に考え、なるべく静かで穏やかな住環境を猫に提供できるようにしましょう。
4.皮膚の病気
皮膚の病気や大きな手術の後に白髪が生えてくることもあります。皮膚の病気は治療が必要ですが、手術などの一時的なものであれば時間が経ち毛が生え変わることで、通常は徐々に本来の被毛色に戻ります。
突然毛の色が変わると少し心配ですが、一緒に暮らす人間が心配しすぎることも、猫にとっては悪い影響にしかなりません。肝っ玉母さんのような気持ちで過ごしましょう。
5.遺伝的な要素
生まれながらにして白い毛を持つ動物も多いですが、これは元々持っている遺伝子によって決定されています。元々は色のついた毛なのに、栄養やストレスなどの問題がなく「若白髪」が出てしまう場合には、遺伝的な要素も考えられますが、動物でははっきりしたことが分かっていません。
「白髪が出る」だけであれば身体の不調ではありませんので、猫の個性として考えてあげましょう。
まとめ
猫に『白髪』が生えてしまう原因5つについてお伝えいたしました。
加齢現象は仕方がありませんよね。生活を改善したりストレスを無くしたりすることは、白髪だけではなく身体全体の問題の予防になります。
猫の様子をしっかりと見ながら、人間も猫も暮らしやすい環境を模索したいですね。