1.ISOを高めに設定する
陽が差し込む昼間でも写真を明るく撮りたい場合、ISOは800以上必要になるでしょう。そのため、夜間の室内では、それ以上の高いISO設定をすることをおすすめします。
もちろんレンズやシャッタースピードの設定によっては、この露出補正でも明るくできる限度はありますが、できるだけ高いISOに設定することで、夜間の室内もある程度は明るく撮ることができるでしょう。
設定をオートにしている場合は自動で切り替わりますが、手動で設定する場合にはISOの数値にも意識を向けてみるといいと思いますよ。
2.ホワイトバランスを調節する
人間の目には電球の下で見るとオレンジがかった色彩だったのに、写真を撮ったら「思ったより白くなった」という経験はありませんか?
それは、「ホワイトバランス」が関係しています。ホワイトバランスによって、被写体そのものの本当の色彩に補正されます。
ホワイトバランスの設定はオートでもいいのですが、目で見た色彩に近くてより温かみのある色彩にしたい場合は「曇天」や「日陰」などの設定がおすすめです。ただし撮影環境にもよりますので「これが最適」と決めるのは難しいです。
夜間の室内で撮影は、照明などで部屋を明るくしていても陽射しがないため、昼間のようにはいきません。
どうしても思い通りにならない場合は、撮れた写真をもとに補正を考えてみるといいでしょう。
3.撮れた写真から補正を考える
カメラのメーカーや機種によって選択方法は違いますが、ホワイトバランス補正の細かい設定が可能なカメラは多いです。
図表のような画面から撮影者が足したい色を選択します。写真が寒色になってしまい温かみを足したい場合は、オレンジや黄色が混ざった部分を選択するといいでしょう。
あえてクールな雰囲気を出すために、青色を足すという方法もあります。撮影者が「どんな写真に仕上げたいか」でホワイトバランスを調整するのが一番なので、色々な色彩に挑戦するのもいいかも知れませんね。
今は撮影した写真をパソコンなどを使って後から補正することもできますので、ぜひお気に入りの一枚を作成してみてくださいね♪
まとめ
今日のねこちゃんより:鈴♀ / 3歳 / 白猫 / 4kg
日中に仕事などで家を空けている方は、どうしても猫の撮影は夜間になってしまいますよね。
どう撮影しても暗く撮れてしまって悩むこともあるかと思いますが、夜間の撮影でもカメラの機能を活用することで、自分がイメージした写真を撮ることは可能です。
大切な家族の一員である愛猫の写真ですから、飼い主がひと手間かけることで素敵な一枚に仕上げてみませんか?
また、動いている猫の撮影も、シャッタースピードなどを調整することで綺麗に撮ることも可能です。
最近ではスマートフォンでも、デジタルカメラのようにホワイトバランスなどの設定を変えられる機種も増えています。工夫次第で、スマートフォンでも素敵な写真を撮ることができますよ♪