1.暗いところで目が光る
猫の目には「タペタム」という反射板があり、これが目に入る光を反射させ、増幅させています。その為暗闇で見ると瞳がキラキラと光っているように見えるのです。
その様子がいかにも化けるように思われたのでしょう。確かに暗闇で猫の目を見ると、愛猫でもちょっとドキッとします。増してや光った目だけが暗い中に浮いていたら、化け猫だと思っても無理はないでしょう。
2.足音がしない
猫と暮らしていて驚くのが、いつの間にか側にいることです。移動しようと思ったら愛猫が足元にいて、転びそうになったことはありませんか?
このように飼い主さんでさえ気がつかないうちに忍び寄ってくるのが猫なのです。その様子が「化けている」と思われたのでしょう。突然現れたように見えるので驚きますが、なるべく踏まないように注意してあげてください。
3.瞳の形が変わる
ご存知のように猫の瞳は、目に入る光の量で形が変わります。眩しい時は光を絞る為に細く、暗闇ではなるべく光を取り込むように大きく丸くなります。
自由自在に形を変える瞳を見て、化け猫だと思った可能性があります。細くなった猫の目は蛇のような印象を与えるので、恐れられても無理はありません。
4.撫でると静電気が発生する
猫を撫でるとバチバチッと静電気が発生することがあります。明るい場所では見えませんが、暗い場所で撫でると良く分かります。静電気が起きるのは猫だけではないと思いますが、他の不思議要素とも相まって化けると思われたのかもしれません。
5.身軽
身軽なことも化けると思われた理由の一つです。ヒョイっと飛び乗るジャンプ力や高所から落ちても無事着地できる能力などがこの世のものとは思われなかったのかもしれません。
確かに人からすると驚異的な身体能力を持つ猫。化けていなければそんな芸当はできないと思われても仕方がないほどです。人には不可能なことをさらっとやってのける身軽さが、逆に恐れられた可能性があります。
まとめ
とっても可愛い猫ですが、無表情な顔やガラス玉のような目を見ていると、たまにちょっとした怖さを感じることがあります。暗闇に潜む姿などは化け物に見えてもおかしくはありません。
筆者はあの無限の可愛さこそが「化けている」と思えます。正にこの世のものとは思えないような愛らしさが猫にはあります。引き込まれそうなその魅力に、人々は「化かされている」と感じたのかもしれません。