1.ずっと寝ている
野生の名残として雨の日は猫にとっての獲物が活動を休止する日なので、それに伴いずっと寝ている場合があります。動いても狩りができないから、寝て体力を温存しておこうということのようです。つまり猫にとって「休日」となるのです。
ですから愛猫が全く起きてこない…。と思ったら雨の日だった、ということがあるでしょう。ご飯をしっかりと食べているのなら特に体調が悪いというわけではないでしょうから、そっとしておいてあげましょう。もちろん何か異常があるようなら、注意してあげてください。
2.暗いところにいる
ヒトでは気圧が低くなるとむくみやすくなると言われています。これは血管が拡張して血の流れが滞るからで、猫も同様の症状を示すと考えられています。血流が悪くなると臓器の機能が落ちることがあり、どこか元気がなくなったり、暗いところでじっとしていることが増えることがあります。
特に腎臓の機能が低下している猫ちゃんでは、低気圧の日は注意した方が良いでしょう。腎臓への血流が低下してしまうと体の中の不純物をろ過しきれずに全身を巡ってしまい、軽い尿毒症のような状態になる可能性があるからです。その結果、嘔吐や食欲不振として症状が現れる場合が多いです。
もし愛猫が腎臓に持病がある場合は、低気圧の日は十分に気をつけてあげてください。もし嘔吐など体調が悪そうな場合は早急に動物病院を受診しましょう。
3.食欲があまりない
気圧や天気の変化により体調不良となり、食欲不振になってしまうことがあります。人では「気象病」という病気がありますが、猫にも同様にあると考えられるのです。
もし季節の変わり目に愛猫が食欲不振になるという場合は、気象病かもしれません。気圧などの変化がストレスになって症状が出るようですので、なるべくゆったりと過ごせるようにしてあげると良いでしょう。
季節の変わり目だけはいつもよりも少し甘めにし、好きなおやつを多めに与えたり(その分のカロリーはご飯から差し引くことをお忘れなく!)飼い主さんとの時間を増やしたりしてはいかがでしょうか?運動不足にならないように、遊んであげるのもオススメです!
4.いつもより甘えん坊
猫が自分の体を守ろうとして、いつもよりも甘えん坊になることも。気圧などの変化に不安を感じているのかもしれません。母猫代わりである飼い主さんにくっついているとそれだけ安心できるわけで…。
愛猫が甘えてきた時には、きちんと相手をしてあげてください。もし無視してしまうとそれがストレスとなり、体調を崩す原因になりかねません。ご注意ください。
5.普段と違う場所にいる
天気や気圧の変化に伴い、いつもの定位置が心地良くないのかもしれません。猫は自分が快適に過ごせる場所を見つけるのが得意です。その為、天候の変化が激しい日は別の場所で過ごすことがあると考えられます。
愛猫が定位置にいないと思ったら、探してみてください。その時にいる場所がその時のベストポジションなのです。
まとめ
今日のねこちゃんより:ハッピー♂ / 2歳 / 茶白トラ / 5.5kg
気圧や天気の変化により多少行動が変わるのは、健康であれば特に問題はありません。ですが愛猫に腎臓の持病があったり食欲不振になったりする場合には注意した方が良いでしょう。愛猫の健康を守ってあげてください。