猫に「水」を飲ませたい
猫にとって「水」を飲むことは、人間と同様に大切な事です。しかし、飲むのかなぁと思って用意してもなかなか飲まない事があります。
理由はいくつかあるのですが、単純に水分が十分に足りていたり、水が少しでも汚れていて水の匂いが変化する事で飲みたくなくなる子もいます。
また多頭飼いしている家では、他の猫が器に口をつけただけで嫌がる子もいます。
このように、猫の性格やこだわりによってなかなか水を飲まない子もいます。しかし水分が不足する事で体調不良につながることも事実ですので、今回はどのようにしたら普段飲まない子が水を飲んでくれるのかをまとめてみました。水分摂取が難しい猫がいるご家庭はぜひ参考にして下さい。
1.ウェットフードにする
カリカリのキャットフードに比べて、ウェットフードは全体の75〜80%が水分という構成をしています。もちろんパウチや缶詰も同様の構成です。そのため、普段のキャットフードからウェットフードに変えるだけでも水分を摂取する事ができます。
しかし、ウェットフードは猫の歯につきやすく、歯周病のリスクは増えますので、飼い主はしっかりしたオーラルケアを心がけることも必要です。
または、普段のキャットフードを水でふやけさせてから与えることも手段の一つです。あまり水を混ぜすぎてしまうと食べてくれないこともありますので、最初はスプーン一杯分から与えるようにして、少しずつ増やしてあげる事が良いでしょう。
2.水を飲ませる器を工夫してみる
猫に水を飲ませるための器にはいくつか材質があり、陶器、ガラス、金属、プラスチックと分かれています。猫によって好みが違いますので、どの材質が好みなのか調べてみるのも良いでしょう。
中には、ヒゲが物に触れた時点で水を飲む気を無くしてしまう子もいます。なるべく大きめな器を用意してあげるようにして下さい。
また、犬に限らず猫も「流れる水」を好みます。そのため、自動で水が流れている水飲み器に変更してあげると、食いつきが良くなる事が多いです。
3.水の温度を変えてみる
猫は水の器や新鮮さで好みが分かれる、とお伝えしましたが、温度によっても分かれます。
飼い主がいつも同じ水を与えていると思っていても、夏場にあげる水と冬場にあげる水では温度が異なるはずです。
氷を混ぜてみたり、常温のままにしておいたり、ぬるま湯に変えてみたりなど、水の温度を調整する事で猫の水飲みを促進する事ができるかもしれません。
まとめ
今日のねこちゃんより:華ちゃん♀ / 1歳 / マンチカン / 3.8kg
愛猫の好みを一度つかむ事ができればその後は楽になりますので、一度調べてみましょう。
その子の好みにあったものを用意できれば、いつもより多くの水を飲んでくれるでしょう。