「狩猟本能」を発揮している時、猫はどんな行動に出る?
個体差はありますが、多くの猫は飼い猫であったとしても”狩猟本能”は生まれながら持っている傾向にあります。
狩猟本能を剝き出しにしている時に猫はどのような行動をとるのか、さっそく”よくある行動別”に紹介をしていきましょう。
1.獲物に狙いを定めてそっと近づく
猫は虫や鳥、小動物などの獲物を見つけると、まずは相手に見つからないように、しのび足で獲物に近づいていきます。
そして、狙いを定めてから勢いよく飛びつく…といった行動を見せる猫は多いです。
飼い猫であったとしても家の中に出た虫や、窓の近くにいる鳥、猫用のおもちゃなどに向かって、このような行動をとる飼い猫は多数います。
2.猫パンチや噛みつく等の攻撃を仕掛ける
獲物を確実に仕留めるために、猫パンチや噛みつくといった攻撃に出る猫も多いようです。
家の中で飼っている猫の場合、猫用おもちゃなどに対して、思いっきり攻撃を仕掛ける猫はたくさんいます。
また、猫によっては飼い主さんの手足を獲物に見立てて、思いっきり飛びついてくるケースもあるため注意が必要です。
「必死に飛びつく姿が可愛いから…」「別に噛まれてもあまり痛くないからいいや…」と思ってついつい放置してしまうと、猫からの攻撃がさらにエスカレートして怪我をしてしまう危険性があるため、できるだけ早い段階で「飼い主を攻撃してはダメ」「猫用おもちゃに飛びついてほしい」と教えるようにしましょう。
3.高いところから獲物を探す
野生の猫は獲物を探す際、木や屋根の上といった高い場所に登って、周りを見渡す傾向にあります。
飼い猫であってもこの行動をとる猫は多く、本能的にキャットタワーや家具等に登って、獲物探しをする子はたくさんいます。
また、高い場所に登ってお気に入りの猫用おもちゃを見つけた場合、そのまま飛び降りておもちゃに飛びつこうとするケースもあるため注意しましょう。
猫用おもちゃやキャットタワー、高さのある家具の周りに、はさみやペンといった鋭利な物、猫にぶつかられて壊れたら困る物(食器や陶器等)は置かないようにしてください。
まとめ
長年家で飼われていたとしても「狩猟本能」を忘れないのが猫。
一切外に出したり、猫の本来の獲物(虫、鳥、小動物など)を与えたことがなかったとしても、獲物に近いものを見つけただけで「狩猟本能」がスイッチオンになる子は多いのです。
それゆえに「猫は突然攻撃的になることもある」ということを、常に念頭に置いておきましょう。