1.「猫と過ごす時間は決して無駄にならない」
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これは、心理学で有名なジークムント・フロイト(1856~1939)の言葉です。オーストリアの精神科医だったフロイトは、無意識などの研究を行い、精神分析学の創始者としても知られています。
私たちに癒しを与えてくれる猫。猫と過ごす時間は、幸せでかけがえのないものですよね。こんな名言を残しているフロイトですが、実は犬好きだったようです。晩年はオフィスに愛犬を連れて行ったとか。フロイトの犬は、セラピー・ドッグの先駆けだったようです。
2.「猫科の一番小さな動物、つまり猫は最高傑作である」

ルネサンス三大巨匠と呼ばれるイタリアの天才芸術家レオナル・ド・ダヴィンチ(1452~1519)。彼が猫好きだったことをご存知でしょうか。あまり目にすることはありませんが、レオナルド・ダ・ヴィンチは猫の絵も残しているんです。1枚の素描の中には、猫の様々なポーズが描かれています(猫以外にもライオンやドラゴンが描かれています)。
しなやかで運動能力の高い猫が見せるひとつひとつの動作や仕草に、魅了されたのでしょうね。猫好きな人間は、そんな風に猫の魅力の虜になっているのかも知れません。レオナルドダヴィンチに「最高傑作」と言わしめた猫は、やっぱりすごい!
3.「猫の唯一の心配事は、いま何が起きているかということだ」
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児童文学の名作『人間になりたがった猫』をご存知でしょうか。劇団四季のミュージカルにもなりました。タイトルの通り、魔法で人間に姿を変えた猫が主人公のファンタジー作品です。
これを書いたのが、ロイド・アリグザンダー(1924~2007)というアメリカの児童文学作家。他にも『猫ねこネコの物語』という、タイトルからして猫好きさんの心をくすぐる短編童話集も書いています。作品にも、猫をよく観察していたから書けたのだろうなというシーンが多くありますが、猫を見ていると、この言葉が当てはまるのがよくわかりますね。
4.「猫の愛より偉大なギフトがあろうか」
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最後は、『クリスマス・キャロル』で知られるイギリスの小説家チャールズ・ディケンズ(1812~1870)の言葉です。『大いなる遺産』や『オリバー・ツイスト』など映画化された作品も多いですね。
猫好きなディケンズは、猫を飼ってかわいがっていました。猫が大好きだからこそ、こんな言葉が生まれたのでしょう。確かに猫好きさんにとって、猫の心を射止めることができたら、最高の贈り物ですね。それにしても、日本でも海外でも猫好き作家は多いように思います。
まとめ

今日のねこちゃんより:まろ♂ / 2歳 / マンチカン / 4.2kg
猫にまつわる名言をご紹介しました。もちろん、まだまだこんなものではありません。世界中で、実に多くの人たちが、猫を愛し、猫にまつわる名言を残していることか!それほどまでに、猫は魅力あふれる生きものなのですね。かわいいだけじゃない、自由気ままでミステリアスな猫たち。人間を虜にしてきました。猫が世界にいてくれてよかった、なんて思ってしまいますね。