猫の『スプレー行為』って何?考えられる3つの原因と対策

猫の『スプレー行為』って何?考えられる3つの原因と対策

猫は普段から尿が濃いので臭うことがありますが、匂いづけの意味合いがある「スプレー尿」は、特有の臭いをしています。今回は、どのような理由でスプレーを行うのか考えてみたいと思います。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

「スプレー行為」とは?

木にスプレーをする猫

猫の「スプレー行為」とは、尻尾を高い位置に上げて、垂直に尿をかけるマーキングの一つです。

出す尿の量自体は少ないのですが、大変に臭いが強く、できるだけ高い場所へかける事が特徴です。家のあちらこちらに行う「爪とぎ」、身体を擦り付ける「スリスリ」も同じくマーキングです。

1.性的アピール

花畑の横を通る猫のカップル

室外の猫達は暖かい季節、完全室内飼いの猫達は気温の変化が少ないので季節を問わず、繁殖のタイミングになると、スプレー行為で性的な魅力をアピールしはじめます。

室内では棚やソファ、椅子など家具全般、部屋の壁など自分の動線にある垂直な物体に残すことが多いです。

2.縄張りの主張

けんかをする猫二匹

猫は自分の縄張りを主張する際にもマーキングを行います。

ですので多頭飼いのおうちではスプレー問題が深刻になり、一緒に暮らす猫や動物との関係性でのストレスも増えてきます。

3.恐怖感

怖がって毛を逆立てる猫

もう一つのストレスは、物事への恐怖感でしょう。

社交的な性格の猫も、神経質な猫も、いずれも多く存在しますが、恐怖で感じるストレスはそれぞれの性格には全く関係がありません。

大きな物音や敵に見えるような人の来客など、猫が何を怖がっているのかを理解し、猫の苦手な事を無くしていくようにしましょう。

避妊去勢手術を行う

獣医師に抱かれる猫

避妊去勢手術を行うことでスプレー行動をあまりしないようになるだけではなく、前立腺や精巣、乳腺や子宮の病気を予防することにつながります。

ただし、一度スプレーを経験し、脳に習性として擦り込まれている場合は完全にスプレーをやめられないようです。

猫のストレスを減らす

元気の無い猫

猫それぞれがストレス無く安心できる居場所を、きちんと作ってあげなければなりません。

多頭飼いによる相性のストレスは切実で、場合によっては一生の問題ですから、早めの対処が必要です。

そして猫と暮らすなら、人間も聴覚や嗅覚など「猫の目線」で解決策を考えていくようにしなければなりません。

スプレーの後を消す

窓を拭く少女と猫

スプレーを行った場所は、徹底的に掃除をし、臭いをなるべく消しましょう。

しっかりと臭いを除去しても同じところでスプレーをしてしまう場合は、家具を置くなどしてその場所に辿り着けないようにしましょう。気長に対処する覚悟も必要です。

まとめ

スプレー尿をする猫

猫の『スプレー行為』って何?考えられる3つの原因と対策についてお伝えいたしました。

猫にとっては家の中は大切な縄張りなので、マーキングすることは当然の行為です。しかしそれを掃除する飼い主さんには辛いところです。避妊去勢手術やストレスの除去などできることから少しずつ始めていきましょう。

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