愛猫にかかる1ヶ月の費用は?
猫は比較的、手がかからない動物といわれています。とはいえ、猫も生きているので生活費がかかります。
ここでは、1匹の猫にかかる1ヶ月の生活費についてご紹介いたします。
食費(総合栄養食の場合)
キャットフードは、1袋1.8kg入のものが主流です。猫の食欲にもよりますが、概ね1ヶ月で1袋を消費します。
ドライフードのみの場合、安価なものであれば1袋500円程で購入できます。ただし、あまりに安いフードは品質の安全性に不安があるのも事実です。安全性を考慮するのであれば、最低でも1,000円と見積っておきましょう。
ちなみに、保険会社「アイペット」の調査(2020年)では、1頭飼育の食費平均は2,745円でした。
猫も年齢を重ねると、持病を抱えることがあります。療法食を必要とする場合は食費が高額になる可能性があります。ここでの食費は最低限かかる費用と捉えておいてください。
おやつ
おやつは必須ではありませんが、コミュニケーションの一環やご褒美として購入している飼い主さんもいらっしゃいます。
アイペットの調査では、1ヶ月にかけるおやつ費用(1頭飼育)の平均は1,303円でした。
猫は犬のようにしつけをしたり、芸を教える機会が少ないため、おやつは全く食べさせていないという飼い主さんも34%いらっしゃいました。(犬で同様の回答は10%)
猫砂とその他日用品
猫砂は素材によって異なりますが、1ヶ月で1袋を消費する計算で500円程度です。その他、掃除に使用する消臭スプレーや粘着ローラーなどの日用品を約600円程度とすると、合計で1,100円程かかります。
ちなみに「ペットにかける年間支出調査2019」では、日用品の平均金額が1ヶ月あたり1,009円程度でした。
毎月ではないけれど必要なもの
猫と暮らすためには、月々の生活費の他に以下のようなものが必要になります。金額は平均的なもの、若しくは最安値で購入した場合を想定しています。
- キャリケース:3,000円
- ケージ(必須ではない):5,000円
- 食器(2つ):200円
- トイレ本体:1,000円
- 爪とぎ:1,000円
- おもちゃ:100円
- ブラシ:1,000円
- キャットタワー(必須でない):5,000円
- ワクチン接種(年1度):3,000円〜5,000円
節約のコツ
猫と暮らすには、細かい出費があることがお分かりいただけたでしょう。ここからは、健康に関わる食費以外で節約できるポイントをご紹介いたします。
自宅にある食器を使う
食器棚の奥で眠っている食器があれば、それを猫用に活用することができます。さらに高さを出すためには、お菓子の空き箱や小さ目のダンボールを活用するとコストがかかりません。
ダンボール大活躍!
猫は高級な寝具よりも、シンプルなダンボールや毛布を好むことがあります。寝床は安心して眠れることが重要なので、ダンボールが好きな猫はダンボールでOKです。
その他にもダンボールは、キャットタワーやトンネルの代用品になります。
家庭にあるもので遊ぶ
丸めたアルミホイルや荷造り用の紐など、家庭にあるものでも楽しく遊ぶことができます。ただし、誤飲の可能性があるので要注意です。必ず飼い主さんが見守るようにしてください。
まとめ
今回は、毎月かかる猫の生活費を紹介させていただきました。猫は比較的飼いやすいと言われているものの、金銭面では細かい消耗品が多く発生します。
健康や命に関わる重要な部分にお金をかける分、日用品の中で上手く節約していけるといいですね。