猫の健康を害すことも!『置きエサ』のトラブル5つ

猫の健康を害すことも!『置きエサ』のトラブル5つ

猫が好きな時に好きなだけ食べられるようにと、「置きエサ」を選択している飼い主さんは多いのではないでしょうか?ですがデメリットが存在します。置きエサでどんなトラブルが起きてしまうのか、チェックしていきましょう。

1.劣化

食べる猫

置きエサをするということは、ずっとご飯が空気に触れているということ。つまり酸化しますので劣化が進みます。そうなると変質し、含まれる栄養素も変わってしまうのです。体調不良は元より、アレルギーや老化の原因になるかも…。

特にウェットフードは傷みやすいですのでご注意ください。夏場などはすぐに悪くなってしまいます。ドライフードはウェットフードよりかは劣化しづらいですが、それでもあまり長時間出しておくのは良くありません。

2.食べる量の調節ができない

多頭飼い

置きエサにすると猫が食べる量の調節ができないというデメリットがあります。食べ過ぎて肥満、もしくは食べられずに痩せるというリスクがあります。

特に多頭飼いの場合は要注意です。ある猫だけガツガツと食べ、他の猫はほとんど食べられないということになりがちです。栄養も偏ってしまいますので、多頭飼いの置きエサはあまりオススメできません。

3.不衛生

変顔猫

不衛生になりやすいのも置きエサのデメリットです。猫が食べるとどうしてもお皿やフードに唾液が付きます。それを長時間放置しておくと、菌が繁殖する原因に。

目には見えないけれど細菌がもりもりといるフードを食べたらどうなるか、想像に難くありません。よほどの理由がない限り、置きエサは衛生面で良いとは言い難いです。

4.ゴミや虫の混入

子猫の混入

何時間もその辺りに置いておくと、ゴミや虫が混入してしまうことがあるでしょう。猫が気にして避けて食べる…なんてことはあまり期待しない方が良いかもしれません。

多くの場合は気にせず、ゴミや虫ごと食べてしまうでしょう。想像しただけでも身震いしてしまいます。野良猫は虫を食べるから大丈夫じゃ?との反論が来そうですが、もしあの嫌われ者の黒い虫を食べてしまった場合は、寄生虫をもらってしまう可能性があります。そう考えると極力、愛猫が虫を食べるのは避けた方が良いことが分かります。

5.香りが飛ぶ

こちらを見る黒猫

猫は香りでご飯かどうかを判断しています。置きエサにすると徐々に香りは飛んでいくのです。すると目の前にあったとしてもご飯だと分からず、食べないことがあります。

せっかく置いているのに食べてくれなければ、意味がありません。ただフードを無駄にしてしまうことに繋がります。食品ロスが叫ばれている現代、こんなに勿体無いことはないでしょう。

まとめ

ちいたろうくん

置きエサにはメリットもあるのですが、それ以上にデメリットもあるのです。とはいえ猫の嗜好に合わせなければいけない場合もありますので、絶対にNGとは言い切れません。メリットデメリットを把握した上で行うことが大切です。猫の好みも考えつつ、どうするかを考えていきましょう。

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