猫が『紐』を誤飲しやすい2つの理由と飲み込みやすい猫種とは?

猫が『紐』を誤飲しやすい2つの理由と飲み込みやすい猫種とは?

猫は紐類が大好きな子が多いのですが、誤飲しやすい事も事実です。どうして誤飲してしまうのか、その理由についてと、特に気をつけておきたい猫種を調べてみました。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫と紐の誤飲

毛糸に包まれている猫

猫が好きなおもちゃとして「紐類」があります。

普通の紐でも猫は喜んで遊ぼうとしますが、タオルなどの布のほつれ糸や、飼い主の髪の毛を毛づくろいしてあげようとして触ろうとする猫もいます。

遊んでいる姿はとても微笑ましいものなのですが、実は紐類は誤飲しやすいものとしても有名です。

どんな猫も遊んでいるときは飼い主さんが事故につながらないかしっかりと見張ることは大切ですが、特に紐類を誤飲しやすい猫種というのもありますので、その場合特に注意しましょう。

今回は、なぜ猫は紐類を特に誤飲しやすいのかという理由と、特に誤飲しがちな猫種について調べてみましたのでぜひ参考にして下さい。

理由1「獲物に似ているから」

紐を引っ張る猫

紐類は猫の獲物に似ているため、好む子が多いです。

猫の祖先である「リビアヤマネコ」は、狩りをして生活をしていました。その獲物となっている生き物は、ネズミやカエル、ヘビやトカゲ類と言われています。

クネクネと動く紐はこれらの獲物と動きが似ているため、現代の猫にも野生の血が流れている事を考えると気になってしまう子が多いのです。

もともと狩りごっこの遊びが大好きな猫は、ついつい紐類を獲物と見立てて、捕まえてそして口の中に入れてしまいやすいのです。

最初は遊びと思っていても途中で興奮してしまい、本物の獲物のように感じてしまいます。

また猫の歯は鋭いので、紐を噛みちぎってそのまま食べてしまうことにも繋がりやすいです。

以上の理由により、猫に紐類で遊ばせることはオススメできず、棒状のものでも同様に遊んでくれる事が多いので、可能であればそちらで遊ばせる方が安全と言えるでしょう。

理由2「口に入れやすいから」

毛糸を抱えている猫

紐類は、口に入りやすい形状であることも猫が誤飲しやすい理由の一つです。

長い状態ではなかなか全部を飲み込みにくいのですが、遊んでいるうちに丸まってそのままパクッと口の中に入ってしまうのです。

誤飲してしまった猫の中には50センチ以上を飲み込んだ猫もいるので、油断できません。細くて、かつ丸まってしまいやすい紐類は猫にとってじゅうぶん危険なものとなります。

特に誤飲しやすい猫種

シャム猫

どんな猫でも誤飲には気をつけなければいけないのですが、特に「若い純血種の猫種」は注意が必要です。

1歳未満のいわゆる「子猫」とよばれる世代は好奇心が強く、目に入ったものはまず口に入れてみようとします。人間の赤ちゃんも同様ですが、その点ではしっかりと観察して注意が必要です。

ある動物病院では、経験上特にアメリカンショートヘアが多い、という話を伺いましたが、どの猫種であっても、年齢が幼いときは特に気をつけなければいけません。

まとめ

紐で遊ぶ猫

万が一の事故を考えて、なるべく紐状のおもちゃは用意しないようにしましょう。

猫は順応性も高いので、特に紐状のおもちゃがでなくても、それ以外のおもちゃでもちゃんと遊べます。

また飼い主が新聞などをまとめるために紐状の道具を使う際も、その辺に置いたままにしないように注意してください。

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