猫にとって安全なアロマオイルはあるの?

基本的に、猫にとって「人間が使うアロマオイル」は毒となってしまうケースがほとんどです。
アロマオイルに含まれている植物由来の濃縮された成分は、猫の肝臓ではうまく分解することができません。アロマの成分が猫の体内に蓄積されてしまい、その結果中毒のような症状を出す可能性もあるのです。
柑橘系やハーブ系など、人間にとって心地よい香りのアロマオイルはたくさんありますが、残念ながら猫にとってそれらは全て危険な物質であるということを覚えておきましょう。
ただ、アロマオイルではありませんが「猫にとって癒しになる香り」なら、いくつかあります。
いつも食べているお気に入りのフードの香りや、大好きな飼い主さんの香り、マタタビの香りなどは、猫にとっても安全な香りであり、時と場合によっては猫を癒したり、リラックスさせてあげることができるでしょう。
猫を飼いながらアロマオイルを使いたい…そんな時の注意点は?

「猫を飼いながらアロマを楽しみたい」と思っている人もきっといることでしょう。猫を飼いながらアロマを楽しむ事はできますが、猫が匂いを吸収しないための対策をとった上でアロマを炊く必要があります。
具体的にどのような点に注意すべきか、さっそく解説していきましょう。
1.猫がいない部屋でアロマをたく
猫を飼いながらアロマを楽しみたい場合は、大前提として必ず猫がいない部屋でアロマをたくようにしましょう。
アロマの匂いが漏れないように部屋のドアはきちんと閉めて、アロマを使い終わった後もしばらくはその部屋に猫を入らせないようにしてください。
2.肌にアロマを塗らない
アロマオイルの種類によっては、肌に塗ることができるものもありますが、飼い主さんの肌についているアロマオイルを猫が舐めてしまったら大変危険です。
なので、肌に塗るタイプのアロマは使わないようにしましょう。どうしてもそのようなタイプのアロマオイルを使いたい場合は「アロマを塗った部分を洗い流してから猫に触るようにする」などの対策を必ずとってください。
3.アロマオイルの管理にも注意する
アロマオイルを使っていない時も注意が必要です。アロマオイルの蓋を開けっ放しにしていたり、精油をそのままの状態で放置してしまうと誤って猫が舐めてしまう恐れがあります。
なので、アロマを楽しんだ後は、猫の手が届かない場所にアロマオイルをしまっておき、厳重に管理するのがおすすめです。
まとめ

飼い主さんがどんなに気に入っているアロマオイルでも、猫にとっては有害な物質となってしまう可能性は大いにあります。
アロマオイルを使う場合は、猫に匂いを嗅がせないように細心の注意を払いましょう。