猫の『座り方』がおかしい?考えられる病気5つ

猫の『座り方』がおかしい?考えられる病気5つ

猫の座り方といえば香箱座りや横座り、エジプト座りなどが一般的ですが、何だかいつもと違う座り方をしていたら、もしかして病気が隠れているかもしれません。どんな病気によって座り方に変化が現れるのでしょうか?チェックして行きましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.骨軟骨異形成

スコ座り

耳折れ猫であるスコティッシュフォールドに多い「スコ座り」。人間ぽくて可愛いともてはやされていますが、実は病気によってあの座り方をしていることがあるのです。

その病気とは「骨軟骨異形成」です。遺伝性の疾患で成長段階の時に関節軟骨の構造に異常が発生します。痛みがあり関節に負担をかけない為にスコ座りをしている場合があるのです。ですから単純に「可愛い!」と言っていられないかもしれません。しっぽや足の骨の変形、鼻出血を伴うこともあります。

2.変形性関節症

外を見る猫

「変形性関節症」とは、関節が損傷するような外傷や負担のかかる肥満、加齢などが原因で起こります。骨軟骨異形成とは異なり、猫種に関係なく起こる病気です。

関節に痛みが生じるのでおかしな座り方になったり足を引きずったり、普段とは違う様子が見られるでしょう。何かおかしいと思ったら早めに動物病院を受診してください。適切な治療が必要です。

3.膝蓋骨脱臼

シャム猫

膝蓋骨とはいわゆる「膝のお皿」です。ここが外れてずれてしまったのが「膝蓋骨脱臼」。ジャンプや高いところから飛び降りたりすることで強い力がかかり、稀に外れてしまうことがあるのです。

また生まれつき脱臼しやすい先天性の場合もあります。猫は先天性のことが多く、スコティッシュフォールドやペルシャ、メインクーンなどで起きやすいです。

膝蓋骨脱臼になると激痛が走るので座り方だけでなく歩き方もおかしくなるでしょう。苦痛が伴いますのですぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。

4.椎間板ヘルニア

だらけている猫

人間でも良く聞く「椎間板ヘルニア」。加齢や肥満などが原因で背骨にある椎間板が変形してしまう病気です。人間であれば腰が主な発生場所ですが猫の場合は腰に限らないそう。

痛みがあるので座り方がおかしくなる、よろけるなど動作に異常が出てきます。重症になると自力で歩いたり排泄が困難になったりしますので、早めに対処してあげてください。

5.カリシウイルス性関節症

体温を測られる猫

猫風邪を引き起こすカリシウイルスが原因で「多発性関節炎」を起こす場合があります。この関節炎は外科的なものではなく内科疾患となります。

足を引きずることは少なく、発熱や食欲不振、触ると痛がるなどの症状を示します。いつもと猫の様子が違ったら、まず動物病院を受診するようにしましょう。早期治療が猫の健康の為になります。

まとめ

診察を受ける猫

猫は自分で「具合悪い」と言ってくれないので、飼い主さんが異常を察知してあげる必要があります。いつもしないような座り方をしていたら注意しましょう。座り方以外にも何か症状が出ている場合がありますので、獣医師に相談すると良いでしょう。

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