猫の『鼻水』に要注意!5つの原因と対処法

猫の『鼻水』に要注意!5つの原因と対処法

愛猫が鼻水を垂らしていたらどうしますか?放っておく飼い主さんはあまりいないと思いますが、実は意外に危険な原因が隠れていたりします。猫の鼻水の原因をしっかりと把握しておきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.猫風邪

鼻をかむ猫

猫の鼻水の原因でまず考えられるのは「猫風邪」です。猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスが原因の症状を総称して呼んでいます。一度感染すると体内にウイルスが残ったままになるので、免疫が落ちるとまた発症する場合があるのです。

主にくしゃみや鼻水、発熱、食欲低下などの症状が現れます。もし愛猫がかかってしまったら、動物病院を受診して治療してあげましょう。鼻水により匂いを感じにくくなる為、ご飯を認識できずに食べなくなる場合があります。そんな時はかつお節など匂いが強いものをトッピングするなどして、猫にご飯だということを気づかせてあげてください。

多くの場合予防接種をしておくことで予防できます。副作用などを十分確認した上で、行ってあげると良いでしょう。

2.鼻炎

子猫

ウイルスや細菌、花粉、ハウスダスト、異物などにより鼻炎を起こした場合も鼻水が出ます。まずは原因を見極めることが必要ですので、速やかに動物病院を受診するようにしましょう。

多くの場合投薬治療で改善しますが原因によっては慢性化することがあり、完治までに時間がかかることがあるかもしれません。鼻が詰まって猫が辛い思いをしますので、早めに対処してあげましょう。

3.腫瘍

元気のない猫

鼻や口内にできた腫瘍により、鼻水が出ることもあります。この場合は積極的な治療が必要となるでしょう。腫瘍というとガンなど悪性のものを想像してしまいがちですが、必ずしも悪性とは限りませんし、見た目では判断できません。良性のポリープであっても鼻水は出ますので、ひとまず獣医師に相談しましょう。

4.歯周病

口の中

猫は歯周病になりやすい動物です。歯肉の赤み、腫れから始まりどんどん進行して行くと鼻水やくしゃみなどが出てきます。放置しておくと口内だけでなく、炎症部位から侵入した細菌が血液の流れに乗って全身に広がり、心臓や腎臓といった様々な部分の病気の原因となることがあります。

予防には歯磨きがベストですが嫌がってできない場合があります。その場合も諦めず、なるべくケアするように心がけましょう。歯磨きより効果は劣るものの、口に注入するだけで良い口腔内ケア商品、飲み水に混ぜるものなど多くの商品があります。色々試してみてください。

5.肺炎

悲壮感

猫風邪の悪化、クリプトコッカスという真菌による肺炎などにより鼻水が出る場合も。短期間で急激に悪化し、最悪の場合死に至ることもありますので注意が必要です。

たかが鼻水と軽く見ずに対処してください。猫の鼻から鼻水が垂れていたら一度受診した方が良いでしょう。

まとめ

診察中の猫

猫の鼻から鼻水が出ているのは普通とは言えない状態です。持病がないのに鼻水を垂らしていたらまず、動物病院を受診しましょう。何か重大な病気にかかっているかもしれません。注意して行きましょう。

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