猫に『卵』を与える際の注意点4つ

猫に『卵』を与える際の注意点4つ

最近では、猫の食事を手作りする飼い主さんも増え、卵を与えたいと考えるかもしれません。また、人間の食事に興味を持つ猫は、食べたがるかもしれませんね。しかし、猫に卵を与える際には、注意点があります。どんなことに気をつけたら良いか、4つご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫に卵を与えるメリット

サラダを食べる猫

猫は肉食動物であるため、必要とする栄養素は主にタンパク質です。

卵には豊富な動物性タンパク質が含まれているため、必須アミノ酸を摂取することもでき、筋肉の成長を助けるのに役立ちます。また他にも、脂質やミネラル、ビオチン、ビタミンB2、ビタミンB12などが含まれ、卵は栄養価の高い食べ物と言えます。

1.加熱する

卵を茹でる人

猫に卵を与える際は、必ず加熱しましょう。

加熱せずに生のまま与えてはいけない理由に、「アビジン」という成分が関係しています。卵白に含まれる「アビジン」は、ビタミンB群である「ビオチン」と結合しやすい性質があります。この2つが結合してしまうと、せっかく摂取した「ビオチン」が体に吸収されずに排泄されてしまいます。

「ビオチン」は、ビタミンB群のビタミンであり、猫の被毛や皮膚の健康を維持したり、粘膜を保護するなど、大切な役目を担っています。猫はこの「ビオチン」を食事でしか摂取出来ないため、「アビジン」に邪魔されては困るのです。

加熱すれば「アビジン」は機能を失うため、猫に与える際は、必ず火を通してから与えましょう。

2.細かくする

刻まれた卵

卵は、水分が少ないため、喉に詰まってしまうことがあります。勢いよく、あまり噛まずに飲み込んでしまうと、胃腸へ負担がかかってしまいます。

細かく刻んでから与えましょう。

3.少しずつ与える

卵をもらう猫

猫に卵を与える際に気をつけたい点は、アレルギーです。卵がアレルゲンになる可能性もありますので、卵に対してアレルギーを持つ猫が食べるとアレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。アレルギー症状が出ると、下痢や嘔吐、皮膚の痒みを引き起こします。

様子を見ながら、少しずつ与えましょう。

4.調味料は使わない

マヨネーズがかかった卵

人が日頃使う調味料には、脂質や塩分、糖分がたくさん含まれています。脂質の摂り過ぎは肥満の原因になります。

また過剰な塩分は、猫の心臓や腎臓に大きな負担となり、病気の原因になりかねません。

人が食べて美味しいと感じる調味料でも、猫にとっては健康を害する一因になってしまいます。調味料は一切使用せずに与えましょう。

まとめ

卵ケースに入る猫

いかがでしたか?人間にとって卵は、日常的に食べる栄養価の高い食べ物です。しかし、猫は人間に比べてはるかに体が小さく、体の機能も異なります。良かれと思って与えても、猫の健康を害してしまう恐れもあります。

上記の注意点を参考に、愛する猫が口にする物は、飼い主さんが気を配ってあげましょうね。

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