猫が健康な証拠!

爪とぎをしている猫はとても健康です。
人間には問題行動に感じられる爪とぎですが、体を伸ばし武器である爪を整えたり、自分の匂いを付け縄張りとして認識するために必要な行為が「爪とぎ」です。
手の爪は層になった部分を引っ掻いてはがし、足の爪は歯で噛んでむくため、サヤのような爪が猫の行動範囲にはよく落ちているでしょう。
縄張りで行う爪とぎは自分の匂いが存在することで猫が安心できる空間を生み出しています。
1.爪とぎを動線に配置

「自分のテリトリーに匂いを付けたい」「体を伸ばして爪を研ぎたい」と思った時に爪を研ぐ場所があれば、猫にとっては最高です。猫には爪とぎも家具も関係はなく、たまたま爪を研ぎやすそうな絨毯やラグ、ソファ、棚、ドアなどが側にあったという考えです。
家具が芸術品になってしまう前に、猫が出入りする場所やお気に入りの箇所には猫専用の爪とぎを配置していつでも爪を研げるようにしておきましょう。気に入ると長く愛用してくれますので、猫を家族として迎える時点で爪とぎを準備しておく方が良いでしょう。
2.猫の好みの素材を探る
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爪の食い込む猫に好まれる素材はダンボール、綿や麻などの生地、麻縄、コルク、木など様々です。
強者の猫は、人間の履いているデニムやジーンズに爪とぎをしてきます。ましてや破壊しやすいレースのカーテンやソファ、そして模様のある壁紙は、猫にとってはたまらないアイテムなのでしょう。
3.角度や高さを探る

絨毯やラグで爪とぎをするタイプには水平な物、例えば壁やドアなどを用意する必要があります。また、垂直部分が好きなタイプには爪とぎポールや貼り付けるタイプ、ソファが好みのタイプの猫には、ソファと同じ高さのタイプの爪とぎが必要です。
それゆえに、爪とぎ用の家具を用意する際は猫の好みを参考にしてください。愛猫の好みが全く分からない時は、以上の中から数種類用意して、実際に選んでもらいましょう。
4.安定感が大切

爪とぎがグラグラ不安定だと、結局安定感のある家具へ爪とぎをしてしまいます。
爪とぎは必ず据え置きにしたり、がっちり動かない場所に設置します。大きさも、手を伸ばして足りる長さや広さにしないと、他の物へ興味を示してしまいます。
5.爪とぎ以外には対策を
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爪とぎを要所要所に配置した後は、爪とぎをしてほしくない場所に防御策を講じても大丈夫です。
例えば、壁ならツルツルした壁紙にして爪が入らないようにします。ソファや家具にもシートやカバーをします。
ちなみに、猫を叱っても効果はありませんので、くれぐれもやめてくださいね。
まとめ
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今日のねこちゃんより:音夢(ねむ)♀ / 2歳 / サバトラ / 4kg
猫の『爪とぎ』対策5選!猫の習性を知って大切な家具を守ろう!についてお伝えいたしました。
快適な暮らしとはお互いに我慢をしないことですので、人間から猫の生き方に歩み寄っていくのが近道です。
基本的には、「壊されて嫌な物、傷を付けられて困る物はなるべく生活の中に取り入れない」という選択肢が一番楽かもしれませんね。