愛猫や外猫を魅力的に撮る7つのポイント

愛猫や外猫を魅力的に撮る7つのポイント

愛猫の魅力を写真に残したいのに、ブレた写真ばかり撮れる。せっかく撮れても、普段魅せてくれる魅力の半分も表せないと、猫の撮影に悩んでおられる方も多いのではないでしょうか。今回は、猫を撮影することに焦点を置き、カメラやレンズの選び方、撮影のポイントなどを整理しました。

猫の撮影は難しい

猫の撮影

乱暴な言い方かもしれませんが、素人が写真を撮るときの決め手は「シャッタースピード」と「絞り」の設定、そして「シャッターチャンス」だと言えるでしょう。

シャッタースピードを遅くすると絞り値の小さい明るい写真を撮れますが、動きの早い猫はブレた写真になりがちです。シャッタースピードを速くするとブレずに猫を撮れますが、暗い写真になりがちです。

今回は猫の撮影に焦点を当て、カメラやレンズの選び方、撮影時のポイントを整理しました。

猫を撮るためのカメラとレンズ

カメラの選び方

猫とカメラ

スマホでも猫を撮影できますが、より魅力的に撮りたければ、少しグレードの高いカメラやレンズを考えてみてはいかがでしょう。

外猫は、主に明け方や夕方の薄暗い時間帯に活動します。愛猫の撮影はそのほとんどが室内です。いずれにしても、少ない光量で綺麗に撮れる機材が必要です。

暗い所での撮影には「ISO感度」を上げて対応します。ただ感度を上げ過ぎると画質がざらついた感じになるので、高度なイメージセンサーのカメラでカバーしたいところです。

猫の高さに合わせた位置での撮影には、可動式モニターがついているカメラが望ましいです。

これらの条件を考え合わせると、可動式モニターを備えた小型軽量のミラーレス一眼カメラがおすすめです。

レンズの選び方

交換レンズ

「絞り値(F値)」とは、光をカメラに取り込む量を設定する数値で、F値が小さいほど明るくなります。ズームレンズや一般的なレンズはF値がF4.0前後、明るくてもF2.8が多いですが、できればF1.8以下のレンズを選べると理想的です。

また、下記の3種類のレンズを用意できると理想的です。

  • 標準レンズ(35mmフィルム換算で50mm前後の焦点距離)
  • 広角レンズ(35mmフィルム換算で35mm以下の焦点距離)
  • ズームレンズ

愛猫を魅力的に撮るためのポイント

1.撮影準備

ブラッシングする猫

ブラッシング、目や口周りの拭き取り等、愛猫の身嗜みを整え、部屋の中を片付けて背景に余計なものが写り込まないようにします。

2.連写機能

奇跡のシャターチャンスを狙うのではなく、連写機能でたくさん撮影し、その中からベストショットを選びましょう。

3.猫の目線コントロール

右手でカメラ、左手で猫じゃらしを持ち、猫を猫じゃらしに集中させて目線や行動をコントロールします。また、集中することで瞳孔が開くので、黒目が丸くて可愛い表情を撮れます。

4.カメラの高さを猫に合わせる

猫じゃらしで遊ぶ猫

カメラの高さを猫に合わせて臨場感のある写真にしましょう。可動式モニターを利用して、カメラを低い位置や高い位置にして撮影します。

5.近くから撮る

愛猫に近付いて広角レンズで写すと、標準レンズとは違う味わいの写真になります。マクロレンズがあれば、鼻先や肉球の接写もできます。

外猫を魅力的に撮るためのポイント

外猫

6.ズームレンズの利用

外猫の撮影には、ズームレンズで少し遠い距離から撮影します。初めて出会う猫も警戒させずに撮れます。

7.猫との関係性

できれば同じ場所に何度も通い、そこで暮らす猫たちとの関係を深めましょう。近づいて撮ったり、彼らの性格や行動パターンを先読みして、より魅力的な写真を撮れるようになれます。

まとめ

猫目線の写真

猫の撮影の際には、決してストロボを使わないでください。猫の目を傷めてしまうことがあります。

魅力的な猫を撮るためには、猫のことを考えて撮影するように心掛けましょう。

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