猫が脱毛症?3つの原因と対策法

猫が脱毛症?3つの原因と対策法

季節の変わり目は換毛期ですから猫の被毛がごっそり抜けます。しかし多量の被毛が抜けたり、明らかに皮膚が見える時は異常で脱毛症の可能性が高いです。それでは原因を見ていきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.皮膚の病気

ダニで皮膚炎になる猫

ノミの唾液によってアレルギーを起こす「ノミアレルギー性皮膚炎」では、背筋に沿って腰やしっぽの付け根にかゆみがあり脱毛することもあります。

ヒゼンダニによる「疥癬症」では顔や耳のふちに脱毛や炎症が起こり、激しい痒みを伴うために猫はかきむしります。

「皮膚糸状菌症」ではかゆみは無く円形の脱毛が全身に起こります。

白血球の中の好酸球が集まって肉芽腫を作る「好酸球性肉芽腫症候群」でお腹や太もも、首や内股を中心にして脱毛が全身に見られ、ただれ潰瘍になります。

白い猫に症状が出やすい「日光性皮膚炎」は耳や目、口のまわりに脱毛が起こりますので長時間の紫外線はなるべく避ける方が良いでしょう。

皮膚の病気の対策

治療を受ける猫

まずは皮膚の脱毛が起こった時点で病院を受診しましょう。ノミやダニが原因の場合は駆除、投薬、シャンプーが必要になるでしょう。

人間や他の動物にもうつりますので、完治するまで隔離する必要があります。日頃から忌避剤を塗布したり猫のベッドや部屋などを清潔に保ちましょう。

2.内分泌系の病気

元気のない猫

糖の代謝を補助するホルモンが異常に分泌されておこる「副腎皮質機能亢進症」は、左右対称の脱毛が特徴です。

他の病気の治療のためにステロイド剤を長期間服用している場合や腫瘍が原因で症状が出ます。

甲状腺ホルモンの分泌が異常に多くなる「甲状腺機能亢進症」でも脱毛が見られることがあります。甲状腺ホルモンを合成抑制する薬の投与や手術など治療が必要です。

3.ストレス性の脱毛

怒っている猫

強い恐怖を感じたり、緊張する環境にいると、猫にストレスがかかり脱毛が起こってしまう事があります。

自分で同じ所ばかりグルーミングして皮膚が赤くなっている時はストレスの可能性が高いので、その原因を考えてください。

多頭飼いの縄張り争い、大きな音のする環境など理由はそれぞれの猫の環境によって違います。

まとめ

足でかいている猫

猫が脱毛症?3つの原因と対策法についてお伝えいたしました。

医療の進歩、猫にあったキャットフードの開発などの理由から猫も長生きになってきました。しかし人間より猫の方が感覚器も鋭くストレスも溜めやすいと考えられます。

気持ちよく充実した時間を長く過ごしてもらうためにも、猫の様子に敏感になって早め早めの対処をしていきたいですね。

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