1.掃除をこまめに行う

フローリングは被毛がフワフワと漂いやすく固まりで浮遊します。特に長毛種と住んでいると、一日数回掃除機をかける必要があるかもしれません。被毛が漂うだけではなく、ホコリや人間のフケ、髪の毛が混ざりダニやノミの温床となり、猫にも人間にもアレルギーの原因になります。
毛球や嘔吐物、粗相をした尿は目地の中に残ってしまいます。重曹などを使って臭いもしっかりと除去しましょう。
2.滑り止め対策

長い間滑りやすいフローリングを歩いたり走ったりしていると、関節を痛めてしまいます。爪がかかるようなシートやカーペットを敷いたり、滑り止め塗料を使うと良いでしょう。
長いシートを敷くのが大変な時は、カットクロスを利用しても効果的です。特に、汚れた部分を取り替えられるので、衛生的で経済面です。
3.防音対策

フローリングは思っている以上に音が響きます。集合住宅に住んでいると、早朝や夜中の大運動会や、高い所からジャンプして出る音に対して隣近所の反応が気になってしまいますよね。
勿論、一緒に暮らす人間も猫の運動をする音で目が覚めてしまいます。
猫が走る箇所には薄めのシートを敷き、ジャンプする場所へは厚めの吸音シートを使うと良いでしょう。滑り止めも兼ねますので一石二鳥です。
猫にとってフローリングとは?
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猫の視点から考えると、フローリングは自然界にはない状況です。山や谷、森林や草原、土や岩肌など自然の環境では滑らかで平らな場所はほとんどないと言っても良いでしょう。猫の持っている柔軟性や瞬発力、そして跳躍力で高低差やゴツゴツした地面もへっちゃらです。
猫に気持ちよく遊んでもらうためには、家の中も自然に近い状態に似せるのが望ましいのでしょう。部分的に対策を講じてフローリングの良い部分は生かせるようにしましょう。
まとめ
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今日のねこちゃんより:天寅♂ / 1歳 / ベンガル / 4.6kg
猫とフローリングで暮らすための対策3つについてお伝えいたしました。
用心深い猫はフローリングの上ではあまり走り回らないかもしれません。しかし本音では、思い切り走って同居猫同士や人間と追いかけっこもしたいでしょう。
室内を猫にとって心地よくするには人間の目線ではなく猫の視点で考えることが必要です。四つん這いで歩いてみるのも良いそうですよ!