1.猫田
「猫田」という苗字は現滋賀県である近江国蒲生郡猫田村が起源(ルーツ)のようです。
現在「猫田」姓は滋賀県、広島県、福岡県に多数見られますが、全国人数は約270人のため一番多い福岡県でも約100人となっています。
それでも「猫」がつく苗字の中では一番多いのが「猫田」姓です。全国順位は現在18,058位のようです。
滋賀県が起源(ルーツ)なのに現在「猫田」姓の方の人数が一番多いのは福岡県なんて、ちょっとびっくりですね!
2.猫塚
「猫」のつく苗字の中で2番目に多い「猫塚」姓は全国順位18,452位で、全国人数は約260人です。
「猫塚」はアイヌ語源と言われています。「ナィ・コッ・カ(nay・kot・ka)」の転訛で「川の跡の上」と言う意味を持っています。
現在「猫塚」姓は岩手県に多いようで、「猫塚」という姓は南部藩の士族にみられるそうです。約120人の猫塚さんが岩手県にお住まいになっていらっしゃるようです。
アイヌ語源の苗字があるなんて筆者も知らなかったので驚きでした!
3.猫本
「猫本」は「猫」のつく苗字の中では3番目に多く、全国順位は24,282位で全国人数は約160人です。
「猫本」姓は広島県広島市安佐南区を中心に分布しているようで、現在は広島県におよそ100人の猫本さんがお住まいになっていらっしゃるようです。
江戸時代、安芸の浅野家の家来の鉄砲隊が住む「猫屋町」という商人町があったのですが、その町に住む人が明治になり苗字を持つようになった時にできた名前のようです。他に「猫田」「猫島」等があります。
こちらも古くからある苗字なんですね。なんとなく「猫」のつく苗字を最初に名乗った人は猫好きだったのかな、と思ってしまいます(笑)
4.猫崎
「猫崎」は「猫」のつく苗字の中では6番目に多く、全国順位は42,303位で全国人数は約60人です。
現茨城県である常陸の名族、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)大掾氏族のようです。
現在猫崎さんは茨城県や東京都に多くお住まいになっていらっしゃるようですが、多いといっても全国人数が約60人なので結構珍しい苗字なのではないでしょうか。
それにしても、天皇の子孫の家系が起源なんてすごいですよね。
まとめ
今日のねこちゃんより:景虎♂ / 1歳 / ベンガル / 6.1kg
「猫」のつく苗字に起源や由来についてご紹介させていただきましたが、もちろん「猫」のつく苗字に限らず皆さんの苗字にも起源や由来は存在します。一度調べてみるのも面白いかも知れませんね。
今回この記事を執筆させていただくにあたって調べて分かったのですが「猫」のつく苗字は全国人数があまり多くなく、割と珍しい苗字のようですね。
全部はご紹介できませんでしたが、この他にも「猫」のつく苗字は多数存在します。もしかしたら皆さんの周りにも「猫」のつく苗字を持つ方がいらっしゃるかも知れませんね。