1.ご飯ちょうだい!
- 例えばあなたはパソコンで作業をしています。
そろそろ猫のご飯タイムで、あなたの猫は足元で可愛くアピール中。でもパソコンに夢中のあなたは上の空。ちっともご飯を用意してくれません。
そんな時猫はえいやっとテーブルに上り、強硬手段に訴えます。甘えた声と一緒に顔を寄せ胴体を寄せ、最期に尻尾を絡ませます。その時ちょっと尻尾に力が入るのはご愛敬です。だってそれが猫のおねだりなんですから。
2.あいつどうにかして!
- 例えばあなたがテレビを見ていると、猫がズカズカとやってきて背中を見せて座りました。
箱座りする視線の向こうには、新しく来たばかりの子猫が自分のベッドで眠っています。どかしたいけどでもまだ触るのは怖い。だからあなたに訴えにきた。不満のあまり、しっぽはぶんぶんです。
その時猫のお尻が顔の側にあれば、当然往復ビンタです。猫は何か起きた時、背中と尻尾で怒りや不満をぶつけてきます。そんな時には話を聞いて、たくさん慰めてあげましょうね。
3.うれしい!うれしい!
- 例えばあなたはお出かけから帰って来ました。
お留守番が寂しかった猫は大喜び。ニャーニャーすりすり大変です。もしその時上がりかまちが少し高ければ?行ったり来たりする尻尾に邪魔され、靴の紐がなかなか解けないことでしょう。
猫はうれしい時、頭も身体もしっぽもすりつけて喜びを表現します。自分の匂いつけだといわれますが、外の匂いを消して家の匂いを付け直す、お風呂みたいな意味があるのかもしれませんね。
4.こんにちはー!
- 例えばあなたには可愛い野良猫の友だちがいます。
いつもの公園にやって来ると、いつものあの子が駆け寄ってくる。そしてどーん!と体当たり。あなたもしゃがんで撫で撫でのお返しを。その時ピンピンに伸びた尻尾が何度も顔に当たります。
ピンと立った尻尾はこんにちはの印。大歓迎の印でもあるのです。
まとめ
今日のねこちゃんより:天寅♂ / 1歳 / ベンガル / 4.6kg
猫の尻尾はおしゃべりで、いつも何か心の内を表現しています。感情が高ぶれば尻尾は大きく動き、好きな人に出会えば真っ直ぐ天に向かって掲げられます。その時猫と高さを合わせれば尻尾が顔を襲います。でもビンタだなんてとんでもない!猫は大きな声でお話をしているのです。
『尻尾ビンタ』は猫とうんと仲良しでなければしてもらえません。猫に尻尾で叩かれたなら、あなたはその子の親代わり。あるいは大切なお友だちだと認められたということです。