1.大きな音
猫は聴覚が優れているので、大きすぎる音、突然なる大きな音は苦手です。日常生活にあるものでは、掃除機、ドライヤー、電話などの音が挙げられます。
猫と飼い主さんが生活する環境を清潔にするために、掃除機は欠かせません。しかし、掃除機は大きな音がする上に、動くことも怖いと感じている猫がいます。
我が家の猫達も掃除機を使うとケージの中に逃げて行きます。ドライヤーは猫がシャンプーをした後に必要ですが、体の近くで風とともにゴーゴーと音を立ててるのが怖いのかもしれません。
ドライヤーが苦手な猫には、静音性の高いドライヤーを使う、猫の耳をタオルで覆って使う、暖房で部屋を暖めてタオルドライをするなど、早く乾かす工夫をしましょう。中には、掃除機で体を吸われるのが好きな猫や、ドライヤーが暖かくてうっとりしてしまう猫もいます。
飼い主さんから発せられる音にも苦手なものがあります。ドスドスと歩く音や、小さな子どもが動いたり話す声です。我が家の猫たちも、動作が大きな人や小さな子どもが近づいて来る音を聞くと逃げてしまいます。
他には、くしゃみや咳、手を叩く音も苦手です。くしゃみは威嚇されているように感じてしまい、飼い主さんがくしゃみをすると猫が不安そうになったり、飼い主さんに「ニャー」と鳴いたりする猫もいます。
2.低い声
猫は威嚇するときに低い鳴き声を出します。そのため、人が発する低い声も好きではありません。
特に男性は声が低いので、なるべく高い声を出すようにして猫と接すると、猫が怖がりにくくなります。
我が家の猫も男性が苦手で、声を聞くだけで逃げてしまいますが、高い声で名前を呼んでもらうとそれほど怖くないようで、振り向きます。
3.金属音、甲高い音
鍵の束を鳴らす音、金属の食器が当たる音など、金属の高い音を猫は苦手とします。これを利用して、猫が乗ってはいけない場所に乗ったときに、猫に見られないように金属の缶などを落として音でびっくりさせて、しつけをすることができます。しかし、やりすぎは猫に不要な恐怖を与えるだけなのでほどほどにしましょう。
金属がぶつかる音や高い音、大きな音は、シニア猫には大きな負担になってしまうことがあります。この音を聞くと痙攣などの発作を起こしてしまうケースがあるとされているんです。
まとめ
猫は音に敏感で、大きな音に驚いたり、低い声に怖がったりしてしまいます。
しつけに音を利用することもできますが、猫が怖がりすぎていたり、体調に影響したりする場合もあるので注意しましょう。