猫の『肛門』が3つに分離して見えたら要注意!その原因と対処法とは?

猫の『肛門』が3つに分離して見えたら要注意!その原因と対処法とは?

猫は甘えて近づいてくるときにお尻を向ける事が多いでしょう。いつも見慣れている状態ではない肛門が目に入ってきたらビックリしてしまいますよね。何故なのか考えてみましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

3つに見えるとは?

肛門を見せる猫の後ろ姿

肛門嚢が破裂して、肛門の穴が3つあるように見えている可能性が一番高いでしょう。

お尻を見てみましょう、臭い分泌物の入っている肛門嚢は肛門の両側の4時と8時に位置しています。イタチやスカンクは肛門嚢から出す臭いで敵を追い払います。猫は縄張りを示すなど、匂いコミュニケーションを行うために使っていると言われています。

猫の症状はどうなる?

トイレでしんどそうな猫

犬より少ないそうですが、床にお尻を擦り付けて歩くことがあります。

炎症が酷くなると肛門嚢がふくらみ、排泄時に痛みが出てしまい、鳴き声をあげたり排泄を我慢します。そして食欲が落ちて元気もなくなってきます。

お尻を見ると、血膿や血が出ている場合もあります。

肛門嚢炎の原因は?

縄張り争い中の二匹の猫

肛門絞りを行わずに放置して炎症が起こり、「肛門嚢炎」となり破裂してしまうのが原因でしょう。

猫は生きていれば、排便時などに分泌物が出ます。しかし、室内飼いになり、縄張り争いや敵に襲われるなどのストレスも減り、自然排出ができなくなってきました。

溜まった分泌物は乾燥し濃縮され、出にくくなり、炎症がおこります。また、細菌感染などで出口が塞がれてしまい、肛門腺に分泌液が溜まりすぎると破裂します。

分泌物も、サラサラしていたり、ドロドロしていたりなど、個体差や年齢差があり、ドロドロしていると詰まりやすくなります。

病院へ行きましょう

病院で診察を受ける猫

肛門嚢に溜まっている分泌物を出す際、肛門を圧迫するために大変に痛く、猫も嫌がります。おしりを気にし始めたら至急病院へ行き、絞ってもらう方が良いでしょう。

傷口が化膿している場合は、抗生剤の投与が必要になります。しか、し何度も肛門嚢炎がおこってしまう時は、肛門腺絞りをマメに自宅で行うようにしたり、外科手術で肛門嚢を切除するという選択肢もあるようです。

まとめ

お尻を向ける猫

猫の『肛門』が3つに分離して見えたら要注意!その原因と対処法とは?についてお伝えいたしました。

お尻周りに炎症があると人間でも苦しいですし、当然猫もつらい思いをします。人間と暮らす猫達の様子に目を配り、健康状態や食生活など、出来る限り環境を整えて猫達に楽しく充実した猫生を過ごしてもらいたいですよね。

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