1.幸せホルモンが分泌されるから
猫の被毛は柔らかくて温かいですよね。猫の体を撫でると、気持ち良さを感じる神経線維である「C触覚繊維」が脳に信号を伝えます。その結果、脳はホルモンの1つである「オキシトシン」を分泌します。
「オキシトシン」は別名「幸せホルモン」と呼ばれ、精神を安定させる「セロトニン」や、多幸感を得られる「ドーパミン」などの神経伝達物質の分泌を促してくれます。
ストレス社会と呼ばれる現代において、日々何らかのイライラや怒りを感じるものです。
しかし、この「幸せホルモン」は、興奮や怒り、不安などの感情を抑制し、感情を安定させてくれるのです。
また、猫を撫でると、うっとりと気持ち良さそうな表情をしてくれますよね。この表情を見ているだけでも、心を穏やかにする効果があります。
2.お世話をすることで幸せを得られるから
人は、自分より弱いものをお世話すると、「自分でも役に立っている」と前向きな気持ちになる傾向があります。赤ちゃんのお世話や、家族が体調不良のときに身の回りのお世話をするときなどです。
そして、これが猫にも当てはまります。
室内で暮らす猫は、自分でご飯を食べることはできません。トイレの掃除や、寝床を整えるなど、猫が過ごしやすい環境を整えることが飼い主さんの大切な役目です。
そうして猫の身の回りのお世話をすることで、生活に張り合いが生まれ、「この子のために頑張ろう」という意欲が湧いてくるのです。
3.猫のゴロゴロ音が与える癒し
猫を撫でると、「ゴロゴロ」と音を出すことがありますよね。
この「ゴロゴロ音」は、猫が嬉しいときや、何かを要求するときであるなど、諸説ありますが、実はこの「ゴロゴロ音」は、私たち人間が「癒される音」だと言われています。
猫の「ゴロゴロ音」は、20~50ヘルツで低い周波。この低い周波は、体の緊張をほぐす副交感神経を優位に立たせる効果があります。副交感神経が優位に立つと、心身共にリラックス状態になるのです。
猫と触れ合うと、気持ちが落ち着き、緊張が緩むのを感じることができるでしょう。
4.猫の行動に思わず笑ってしまうから
猫と暮らしていると、「なぜそんなことを?」「なぜそんな場所に?」「なぜそうなった?」と、想像を超える面白い仕草や行動を目にすることがありますよね。そんな飾り気のない、ありのままの姿には、思わず笑ってしまいます。
猫を飼い始めてから、家族の笑顔が増えたという経験をされた方もいるでしょう。猫の仕草や行動は、人の心を和ませ、癒す効果があるのでしょうね。
まとめ
今日のねこちゃんより:こうたろう♂ / 雑種(ミックス) / 2.6kg
いかがでしたか?猫を飼っている方なら、猫がどれだけ癒しを与えてくれるか、既にご存じかもしれませんね。
私も長い間、猫と暮らしていますが、悲しいときも苦しいときも、どれだけ猫に癒されたか計り知れません。
猫とたくさん触れ合って、心穏やかに、笑顔溢れる毎日を送って頂きたいと思います。