猫も目が悪くなる?視力低下かも知れない5つのサイン!病気の可能性も

猫も目が悪くなる?視力低下かも知れない5つのサイン!病気の可能性も

目が悪くなった猫はどのような行動をするのでしょうか?猫は視覚だけではなく聴覚、嗅覚など人間より優れているので一見するといつもと同じように見えてしまいます。猫の出すサインを見逃さないように猫の行動を見てみましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.運動能力の低下

タワーの前で躊躇する猫

ビックリするような高度な運動能力を持っている猫ですが、視力が落ちてくるといつもの行動がスムーズにできなくなります。

例えば高い所からのジャンプを躊躇したりしなくなったり、狭いところを壁に触れずに移動できなくなったり家具や椅子にもぶつかったりします。そして動き方が慎重になり壁に沿って歩くようにもなります。

2.目を触る回数が増えた

目をこする子猫

前足でしきりにこする仕草が見られる時は目に異常があり視力の低下が始まっているかもしれません。

猫は気になる部分を舐めたり手や足で触れてしまうので、悪化する可能性が高くなります。

3.触れるとビックリする

ビックリしている猫

目の不自由さに慣れている猫は他の感覚器で補いますが、視力の低下が始まったばかりの猫は人間の動きなど周りの様子ををうまく察知する事が難しくなるでしょう。

触れて猫がビックリしたり、過剰に異様な反応をする時は注意しなければいけません。

4.要求鳴きが増える

鳴いている猫

視力が落ちてくると、ご飯を食べる場所やトイレが分からなくなるかもしれません。

甘えているのではなく猫がやたらと鳴いて人間へ要求する時は、猫が自主的に動けなくなっている場合もあります。

5.目に関する見える異常

目が濁っている猫

明るくても暗くても瞳孔が開いたまま変化がない、目が明らかに白く濁ってきた場合は目自体に異常があり、視力に問題が出ている大きなサインです。

失明を避けるために、早い段階で目の様子に気が付けるようにしましょう。

考えられる原因

診察を受ける猫

緑内障、網膜剥離、中心性網膜変性症など眼球自体に問題がある場合と、目ではない箇所が問題となり視力低下の原因となる場合がありますが、猫は眼球原因のトラブルの方が多いそうです。

まとめ

診察中の猫

「猫も目が悪くなる?視力低下かも知れない5つのサイン!病気の可能性も」についてお伝えいたしました。

一緒に暮らす家族にしか分からない、猫の日々の変化やサインは沢山あります。

これからも同居猫の様子をしっかりと観察して、視力だけではなく、健康的に毎日を充実して生きてもらいましょう。

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