1.突然新しいフードを与える
猫の体は繊細です。突如として新しいフードに変更した場合、体が慣れていないので負担がかかり下痢になってしまうことがあります。ですのでフードの変更は少しずつゆっくり行わなければなりません。
10日くらいかけて旧フードに新フードを少しずつ混ぜ、切り替えて行きます。そして新フードの割合をどんどん高め、最後に新フードだけにしましょう。このようにすれば猫も戸惑いませんし、体への負担を最小限に抑えることができます。
2.次々に新しいフードにする
特別に理由がないのに次々に新しいフードにするのは良いとは言えません。コロコロ変えると前述したように負担がかかってしまいます。フードを切り替えた方が良いタイミングは年齢が上がった時、体調不良や病気になってしまった時、フードを食べてくれなくなってしまった時です。
子猫用のフードは成長期に合わせてカロリーが高めになっています。成猫になってからも与えていると肥満の原因となってしまうでしょう。そのため、成猫になったら成猫用のフードを与えてください。
また、シニア猫になった時も切り替えを行なった方が良いでしょう。カロリー過多や固いフードが食べづらいなどの問題が起きることがあります。
体調不良時や病気になった時も体調に合わせたものを用意してあげましょう。療法食は獣医師の指示が必要です。必ず受診してから与えるようにしてください。
フードを食べてくれなくなった時も替え時です。ずっと同じものでも栄養的には問題がないのですが、猫が飽きてしまうことがあります。ただより美味しいものが出てくるかも、という理由で意図的に食べないこともありますので、そこは猫の様子を見て切り替えて行きましょう。
3.新しいフードを食べないためすぐに変える
猫は比較的味にうるさい生き物で、フードを新しくしたら食べなくなったということがあります。だからと言ってまたすぐに違うものに変えてしまうのは良くありません。
慣れないフードで警戒している可能性があるからです。しばらくして慣れてくると、食べてくれるようになる場合があります。ですからしばらく様子を見ましょう。
ただ3日以上食べないようなら別のフードに変えた方が良いかもしれません。肝リピドーシスになってしまう可能性があるからです。
4.年齢に合っていない変更
例えば子猫に成猫用やシニア用のフードを与えたり、その逆も然りです。年齢に合っていないフードへの変更には良いことがありません。肥満や栄養不足などになるだけです。必ず年齢に合ったフードへの変更を行いましょう。
まとめ
フードの変更は慎重に行わなければなりません。猫になるべく負担をかけないよう、ゆっくりと行なって行ってください。体を作るための大切なものですから、質の良いフードを選んであげましょう。