1.毎日は与えない
またたびは猫にとっては楽しい道具です。人でいうお酒のようなものでしょう。もちろんアルコールとは全く異なるものですが。
毎日何の目的もなく与えていると当たり前になってしまい、それほど楽しいものではなくなってしまうようです。リアクションも薄らいで行きます。
ただ漠然と与えるのではなく、何かしらの目的を持って与えるようにすると良いでしょう。例えばご褒美代わりにするとか爪とぎなどに興味を持ってもらうために使うとか。ここぞという時に使用するとその効力を発揮してくれるでしょう。
2.タイミングに気を配る
またたびを与えるタイミングにも気を配ってみましょう。猫に飼い主さんが望む行動をさせたい時などに使うと、効果的です。膝乗り猫にしたい場合や動物病院に連れて行く時キャリーに誘導するなど。
その場面によって様々な使い方をすることができます。便利に使って行くと、猫との暮らしが快適になるでしょう。
食欲を増進させたり、ストレス解消したりという効果もあります。夏バテでご飯を食べてくれない時、運動不足などでイライラしている時などにも使ってあげてください。もちろん運動が足りていない場合は飼い主さんが遊んであげることも必要です。
3.適量を見極める
その猫によって適量が異なるため、一概には言えない部分があります。まずはごく少量から始めて猫の反応を見て行きましょう。試しているうちに適量が分かるはずです。
どんなものでも大量に与えるのは良くありません。一度にたくさん与えるのは避け、猫の様子を見ながらにしましょう。与えすぎると体調不良になるリスクがあるともいわれています。量には注意することをオススメします。
4.与え方にも配慮
またたびを与える際は匂いを嗅がせる場合と直接食べさせる場合があります。匂いのみだと効果は薄いですが持続性があり、直接口にすると効果が強い反面飲み込んでしまうと効果が薄れてしまいます。
使用用途によって使い分けると良いでしょう。躾に使う場合は匂いを嗅がせればOKですし、食欲増進やストレス解消の場合は直接与える方が良いかもしれません。その時々で判断して行きましょう。
反応しない猫もいる
猫にはホルモンを感知する「ヤコブソン器官」という器官が口の中にあります。フレーメン反応というあの変顔を引き起こす原因となっているものです。
その器官でマタタビの成分を感知しているため、まだ十分発達していない子猫や、妊娠中の猫はあまり反応しないという特徴があります。また生まれつき反応しない猫が2割程度いるとう話も。
ですからもし愛猫がまたたびに反応しなくても心配は要りません。ふにゃふにゃと酔った姿を見られることがなく残念に思いますが、こればかりは仕方のないことです。
まとめ
今日のねこちゃんより:もも♀ / 三毛猫 / 3kg
猫をはじめとしたネコ科の動物が反応するというまたたび。なぜそうなのかは良く分かっていないそうですが、その利点を使ってうまく使って行きたいものです。
与えすぎは良くありませんが、適量であれば猫も喜んでくれるでしょう。飼い主さんがしっかりと管理して、楽しませてあげてください!