猫がきゅうりに驚く理由
以前、猫の背後にきゅうりを置くと、びっくりして飛び上がるという動画が話題になりました。なぜ、きゅうりに対してあのような反応を見せるのでしょうか？その理由を3つご紹介いたします。
1.知らぬ間に背後を取られていてビックリ！
何かに夢中になっているときに、ふと振り向いたら人がいて驚いたという経験はないでしょうか？まさにその現象です。
猫にはきゅうりが野菜という概念がありません。得体の知れないものがすぐ後ろにいた事実に驚愕してしまったのです。気配を全く感じない点も奇妙に思えるかもしれません。
2.猫は警戒心が強いから
猫は警戒心が強く、特に背後を取られることを嫌います。きゅうりが猫を襲うことはありませんが、これが天敵だとしたら危機的状況です。咄嗟にピンチから身を守る行動をとったことがうかがえます。
3.ヘビに見えるから
私たちには身近な野菜であるきゅうりが、猫にはヘビに見えている可能性があります。ヘビは猫の天敵です。油断すれば捕食されてしまいます。
ヘビに背後を取られていたかと思うと、ゾッとするでしょう。驚いて当然なのです。
垂直ジャンプは相手をひるませる手段！
きゅうりに驚く動画で共通しているのは、特殊な垂直ジャンプです。見るからに普通のジャンプとは異なりますよね？このジャンプには次のような目的が隠されています。
- 高く飛ぶことで身を守る
- 予想外の動きで相手をひるませる
まずは自分の命を守ろうとします。次に予想外の行動で相手を油断させ、襲撃を諦めさせようと試みます。身体能力が優れた猫だからこそなせる大技なのです。
猫を怖がらせることはNG！
最初の投稿は、意図してきゅうりを置いたものではありませんでした。それが、話題になるにつれて意図的に置いてみる実権的なものへと発展して行きました。
確かにあの反応はクセになるかもしれません。でも、きゅうりがヘビに見えているとしたら、トラウマを植え付けているようなものです。
猫は、怖いと感じたことや危険だと感じたことを、より強く記憶に残します。これも野生の本能です。こちらはイタズラのつもりでも、猫にとってはジョークでは済まされません。
飼い主さんへの不信感が募る可能性があり、常にビクビクと怯えながら生活することにもなりかねないでしょう。度を超えたイタズラは絶対にしてはいけません。
まとめ
猫には、きゅうりが天敵のヘビに見えている可能性があります。きゅうり以外にも、似た形状のものに対して同様の反応を見せるかもしれません。
背後に置かれることも、絶体絶命のピンチというシチュエーションになってしまいます。意図的に猫を怖がらせることは絶対にやめましょう。