1.恐怖心から
なぜ猫が突然攻撃的になるかといえば、恐怖心が原因の場合があります。自分の身を守るためにそのようになるのです。個体差はありますが基本的にビビりなのが猫。
見知らぬ人が2m以内に近づいただけでも警戒して、逃げることも多いです。物音がしただけで良くビクッとなっています。こちらが猫に危害を加える気がなかったとしても、それが伝わらないことは多いです。威嚇しているにも関わらず相手が距離を詰めてきたら、危険を感じます。
そして恐怖心が許容範囲を超えた時に攻撃に転じるのです。そうしないと先に自分が危害を加えられてしまうかもしれないから。ですから猫が恐怖を感じている時はなるべく刺激しないようにするのが正解です。
2.興奮しすぎた
子猫や若い猫の場合、遊びで興奮しすぎた為に突如として攻撃的になることがあります。あまり荒っぽい遊びをするのはオススメしません。もし攻撃的になった時は他のおもちゃなどに興味を向かせたり天罰を与えたりしましょう。
遊び足りないことが原因の場合もあります。飼い主さんが毎日時間を取って遊んであげるか、相性の良い歳の近い猫をもう1匹迎えると良いかもしれません。ただ多頭飼いは必ずしもうまくいくとは限らないので慎重に行ってください。
3.狩りの延長
猫は獲物と思しきものを察知すると条件反射的に攻撃を仕掛けます。これは怒っているのではなく、狩りを行う動物としての本能です。
素早い動きやカサカサという音などに誘発されて攻撃的になる場合があるのです。飼い主さんが行った何かしらの動作が猫の本能を刺激したのかもしれません。
小鳥やハムスターなどは猫が本能的に追いかけてしまう可能性が高いので、一緒に飼うのは危険です。ただ子猫の頃から共に暮らしているのなら仲間とみなしますので問題はないでしょう。
4.ナワバリ争い
猫はナワバリ意識のある動物です。自分のテリトリーだと思っている場所に他の猫が入り込むと攻撃して追い返そうとします。多頭飼いをしていて猫同士の仲が悪い時には頻発するでしょう。
家の外に野良猫の存在を感じた時は直接攻撃できない為、近くにいた飼い主さんを代わりに攻撃する場合も。しょっちゅうこのことが起きる場合は窓を塞ぐなどして対策しましょう。
5.病気で
レージシンドローム、激怒症候群という病気にかかると何の前触れもなく攻撃的になる場合が。原因ははっきりしていませんが、恐らく脳の電気信号に異常が生じる「てんかん」が関係していると考えられています。
3歳未満の猫がかかりやすく、浅い眠りの時に生じる傾向がありますので、注意して見ておくと良いでしょう。もし何も攻撃的になるような理由がないのに愛猫が攻撃をしてきたら、早めに動物病院へ連れて行きましょう。
まとめ
猫の攻撃はご存知のようにとても恐ろしいものです。俊敏な動き、そして鋭い爪や牙を持って本気で飛びかかってこられたら打つ手がありません。
攻撃的になる原因をなるべく作らないこと、そして病気の疑いがある場合は早めに対処してあげてください。