猫を里親に出す時
猫を飼うときは、”必ず最後まで面倒を見る”というのが絶対条件です。しかし、やむを得ず猫を手放さなければいけない時、というのがあるのも事実なのです。
主な理由は
- 猫アレルギーを発症してしまった
- 妊娠、出産
- 引っ越しや転勤
等様々です。
猫アレルギーは、飼育してしばらくしてから発症する場合もありますし、妊娠、出産したことで飼い主さんの体質が変わってしまうこともあります。友人は幼い頃から猫が大好きで、ずっと飼育していましたが、妊娠によるつわりで「猫づわり」になってしまいました。
猫の綺麗な毛並み・ニオイ、すべてにおいて吐き気・頭痛を催すんだとか。友人は実家に預かってもらい、つわりの時期を乗り越えました。
しかし、預ける場所がないという場合もありますし、更に出産後、生まれたばかりの子供が猫アレルギーだった、何てことも良くあるお話です。
そして引っ越し、転勤による理由ですが、引っ越しも人それぞれ理由がありますが”ペット可”とされていても、”猫可”の賃貸住宅はまだまだ少ないです。転勤の場合、住む場所が指定されておりペットが不可、という理由で里親を探す方も少なくありません。
このほかにも、メスの飼い猫が脱走し妊娠してしまった!なんて飼い主さんも想像できないまさかのケースによって、子猫の里親を探すなんてお話も良く聞きますよね。
猫の里親探し
上で紹介したように、様々な理由によって里親を探す場合も少なくありません。では、どのようにして里親を探すのが適切なのでしょうか?
主に里親を探す手段として、
- 知人に声をかける
- 里親募集サイトやアプリを使用する
- SNSを利用する
この3点が挙げられます。
では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
知人に声をかける
意外と身近で「猫が欲しい」と思っている方もいたりします。もちろん、愛猫を大切にしてもらうにはお互いに知り合いというのが1番安心できると思いますので、まずは知人に声をかける所から始めましょう!
里親募集サイトやアプリを使用する
サイト
- 猫里親募集掲示板【http://www.satoya-boshu.net/keisai/c.htm】
- 犬猫ペットの里親募集情報|ロンリーペット【http://lonelypet.jp/】
- 里親募集ぺネット 犬と猫の里親募集サイト【http://www.pe-net.jp/】
アプリ(android用リンク)
- ジモティー【https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.jmty.app2】
- 犬猫家族-里親募集が出来るアプリ【https://play.google.com/store/apps/details?id=com.dogcatfamily】
主にこのようなサイトやアプリを使用し、愛猫の里親を探します。
SNSを利用する
SNSと言えば”Facebook”や”ツイッター”が有名です。この2つはシェア機能(リツイート機能)がついており、あっという間に拡散される、という点をうまく利用することが出来ます。
Facebookだと本名で登録している人が多いので、Twitterよりも安心かもしれません。しかし、TwitterとFacebook、どちらをよく更新するかと考えると、やはり一言でもつぶやきやすいTwitterなんですよね。
ということは、Twitterでつながることで、過去のつぶやき等から、里親になりたいと言ってくれる人が、どんな人なのかを知れるチャンス!
というのも里親として譲渡後、虐待されてしまう、捨てられてしまうというのも大きな問題点になるからです。そのことを考え、相手の人格を見極めるというのは非常に重要なポイントになりそうですよね。
猫を里親に出す時のポイント
猫の里親を探す方法がわかりましたが、では探す際、どのようなことに注意するべきなのでしょうか?
相手が信頼できる人(親戚、知人や友人等)以外の場合、猫が虐待されてしまう可能性があることや、捨てられてしまう場合もある、ということを踏まえて募集しなければいけません。
それを防止する為にも、私はトライアル期間を設けるということをオススメします。
猫の譲渡会なんかでもよく聞く「トライアル期間」ですが、ある一定の期間だけ預けてみて、猫と新しい飼い主の相性を見る(多頭飼育の場合は他の猫との相性を見る)為にこの期間を用いる場合が多いようです。
そして募集するときは、
- 猫の画像
- 名前、性別、年齢、柄
- ワクチン接種、避妊去勢手術の有無
- 猫の性格
- 病歴
- 食べているフードや使っている猫砂
等を細かく記載することがポイント。
起きている時・遊んでいる時・寝ている時・人に懐いている時、等様々な猫の画像を載せることで、新しい飼い主さんも安心できます。
そして猫が今まで使用していた餌や猫砂、猫のニオイがついているタオル等も一緒に渡してあげると猫も安心です。
無事に新しい飼い主が決まったら
無事に新しい飼い主さんが決まったら、実際に譲渡する日を決めます。その際、相手のご自宅に伺うことが出来るとより安心。あまりにも家庭環境が悪いようでしたら(部屋が散らかり放題、不潔な様子)、お断りすることも頭に入れておきましょう。
キレイ好きな猫は特に、清潔な環境で育ててもらえないとすぐにストレスが溜まってしまいます。ストレスが溜まることで、もちろん寿命だって短くなってしまうのです。
身の周りを清潔にできない人が、猫のトイレなどの世話をしっかりできるのか・・・。そう考えると答えは一目瞭然です。
猫がより臆病な性格な場合、お子様がいるご家庭は避けた方が良いかもしれません。もちろん我が家でも子供も猫もいますが、猫が臆病すぎると慣れるまでに時間がかかり、猫が威嚇をやめず、更には子供に手を出してしまうこともあります。
気持ち程度の菓子折りや猫用品を持参すると相手の印象も良いと思います。
実際に逆のパターンですが私が猫を引き取った際は、こちらも菓子折りを持参しました。相手方も用意しておいてくださり、お互いに印象は◎。
私の場合、SNS(Twitter)で猫の里親を募集している方と知り合ったのですが、SNSを通して猫の画像を載せることで、猫を譲渡してくださった相手の方にも元気な姿を見せることが出来ていますし、何かある都度連絡し状況を報告するように心がけています。
まとめ
猫を飼育できなくなってしまうのは非常に残念ですが、どうしても里親に出さなければいけない場合もあるのです。その場合、信頼できる新しい飼い主さんを探してあげることが、猫の里親を探す立場としてできる最大の役目だと思います。
40代 女性 あかね
実家に迷いこんだ猫ちゃんの里親を探すときに、地域情報紙を使いました。
すぐに、一組会いに来てくださり、里親になってくださいました。いまでも、写真を送ってくださいます。幸せそうにしているのを見てこちらも、安心してホッコリします。